でんでんむしのかなしみ

著者 :
制作 : 鈴木 靖将 
  • 新樹社
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本棚登録 : 73
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784787586193

感想・レビュー・書評

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  • 鈴木さんの描く 新美南吉の世界観がステキです。
    絵とお話が自然と目に入ってきます。
    最後のでんでんむしの表情に注目です。

    お話には出てこない生き物を探すのも面白いですよ。

  • 仏教かキリスト教でこのようなお話があった。
    我が子を亡くした母親を生き返らせてくれと仏陀だかキリストだかに頼んだ時、では命を亡くしてない家庭を見つけたらと言われて周り中に母親が探し回ったが、どの家も死人の出てない家はないと知って、自分の悲しみは自分だけでないと気づく母親の話。
    あとがき が良い。美智子皇后の子供時代の読書の思い出で知られるようになったという。
    新美南吉の15歳の時の言葉、「悲哀は愛に変わる」

  • タイトルと表紙の絵柄で選んだ絵本。作者が新美南吉であることや美智子皇后が子供の頃に読んでもらった心に深く残るお話としってびっくりしました。7歳の男の子の心にはどう思ったかなぁ。少し難しく奥深いお話でした。

  • 【絵本読了メモ】(141225 17:45)
    新美南吉『でんでんむしのかなしみ』

  • 著者は29歳の若さで亡くなる。
    美智子皇后が、「子供時代の読書の思い出」の講演で、子どものころに読んでもらった「でんでんむしのかなしみ」が深く心に残っていると語られたそうで、人は悲しみを背負っているもんだね・・・最後の「もう なげくのをやめたのであります」がいいね~

  • こういう人間はどこにでもいる。
    悲しいのは自分だけ!どうして私ばかり!こんな悲しいことばかりでもう生きていけない!
    そう言って、悲劇のヒーロー、ヒロインになってしまう人。
    そんな人達がこのでんでんむしみたいになれたらいいのに。

    人の言葉に耳を傾けること、たくさんの人と、心を交わし合うことの素晴らしさを描いた絵本です。

  • 言葉と絵が、すごい迫力で迫ってくる絵本。内容どうこうよりも、その迫力がすごい。新美南吉さんは「ストーリーには悲哀がなくてはならない。悲哀は愛に変わる」という言葉を残しているらしいけれど、『ごんぎつね』といい、全ての作品に共通したテーマがある。

  • あるかたつむりが、自分の殻の中には悲しみが詰まっているのだと思い、その悲しみに押しつぶされそうになる。
    もう生きていけないとまでおもうかたつむり。
    そこで、他のかたつむりにその話をすると、みんな自分の殻も悲しみでいっぱいだと言う。
    かたつむりは悲しみはみんなが抱えているものだから乗り越えなければならないものだ、と気づくのだった。

    深い。
    悲しみでいっぱいの殻が青くてまがまがしい色あいでよく悲しさが表れている。
    殻の中に悲しみが詰まっているというのは面白い発想だ。

  • 絵本のサイズが少し大きめで、文字も大きく読み語りしやすいかな。試してみようかな。

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プロフィール

1913年愛知県生まれ。半田中学から東京外国語学校に入学。中学3年の頃より文学に興味を持ち始め、童謡、詩、童話の創作活動を始める。雑誌「赤い鳥」に投稿、鈴木三重吉の推薦を受ける。東京外国語学校卒業後に喀血し帰郷。その後女学校の教師をしながら執筆活動を続けるが、1943年結核により逝去。享年30歳。代表作に『おじいさんのランプ』『牛をつないだ椿の木』などがある。

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