三内丸山は語る: 縄文社会の再検証

著者 :
  • 新泉社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787700001

作品紹介・あらすじ

衣食住の獲得、男女間の営みが基本となる自治社会、とりわけ、生殖、子育て、台所仕事、食事、農作業、手仕事に価値をおく社会、それが縄文社会であり、三内丸山社会であった。自然共生の視点から"三内丸山"を解読する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2000年刊行。三内丸山遺跡が縄文時代研究の画期であることは間違いない。本書は、この重要な三内丸山遺跡の内容、その評価、縄文時代研究への影響を解説。遺跡の分析は、建築物・産物・土器等相当な頁を割いている。また、「縄文都市」というようなセンセーショナルな言い回しを避け、保守的な解釈を展開。その意味で、面白みは半減せざるをえないが、逆に解釈変更が少なく、従来の見解との連関性が高く、安心して読める書とも言える。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1949(昭和24)年、岩手県生まれ。
第三世界の問題、環境問題、先住民、自然食、老荘思想、自然保護、姫神自然塾、古代エ
ミシの抵抗史、安藤昌益や宮沢賢治の研究など、活動は多方面にわたる。近年は、ユーラシア大陸規模で日本の古代史を展開し、その著作は各方面で高い評価を得る。
『週刊金曜日』などで環境問題、公共事業問題などを展開する一方、2009年から『日之本文書』の研究 を開始。講演、テレビ出演のほか、著作は『宮沢賢治―世紀末を超える予言者』『チェルノブイリ黙示録』(以上新泉社)、『蝦夷・アテルイの戦い』(批評社)、『橋下維新はパクってなんぼ』『一万円札が泣いている―福澤諭吉の本性』(第三書館)をはじめ、370アイテムに及ぶ。
月刊誌「ザ・フナイ」に「『日之本文書』に描かれた真実の歴史」を長期連載。

「2016年 『安倍晋三を生んだ長州閥、なんたるものぞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

久慈力の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×