鉄剣銘一一五文字の謎に迫る・埼玉古墳群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)

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  • 新泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787705365

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  • 素人なりに、埼玉古墳群の成り立ちや、6世紀初頭の先人が中央権力とかなり密接に繋がっていた事に思いを巡らせ、行田は歴史のある街であることを再認識した。
     古墳時代が終わり、律令制の時代に移る時、有力な地方には『国府』や『国分寺』が置かれる。行田には上記の如く中央権力と結びついた豪族が幾世代に渡って勢力を維持しながらも、近隣には『国府』や『国分寺』が存在しない。筆者は、中央権力から、この地方の豪族が疎まれ、衰退したと想定している。これが史実であれば、江戸時代、忍藩は、徳川家縁戚あるいは譜代の大名が統治しながら、明治維新後県庁所在地に成れなかった(一時期、県庁が置かれたが)事実と重なる。また、現在の高崎線も、計画段階では市の中央よりを通る予定であったと聞いている。時代の大きなうねりのチャンスを生かし切れなかった不運を感じるのは、私だけであろうか?

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プロフィール

高橋一夫(たかはし かずお)
1964年生れ、埼玉考古学会会長。
[主な著書論文]
『手焙形土器の研究』、『古代東国の考古学的研究』、『鉄剣銘115文字の謎に迫るー埼玉古墳群―』

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