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- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787714015
作品紹介・あらすじ
一技術者として水俣病の発生に衝撃を受け、原因究明と患者救済運動に奔走。公害を生んだ思想への問いとして、東大自主講座「公害原論」を主宰する。立身出世には役立たない、生きるためにほんとうに必要な学問を求めて-。
感想・レビュー・書評
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大学院在籍時から水俣病の真相究明に尽力し、それゆえに東大に「万年助手」として据え置かれた宇井純(1932-2006)のアンソロジー。全3巻のうち本巻では、水俣病とのかかわりや宇井さんが東大で開講した自主講座「公害原論」に関する文章が収められる。各テーマとも、1960・70年代から晩年までの文章が収録されていて、足跡をたどることができる。
宇井さんは自らと周囲の東大教授との違いを、現場主義だと振り返っている。「しょっちゅう水俣に行き、そして患者に会い、患者の話を聞いて、自分の行動を選択してきた。あの患者を前にしたら、うそはつけないですよね」。この姿勢を貫き通した生涯だったといえるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/62719 -
519-ウイ-1 300369584
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