カール・マルクス 未来のプロジェクトを読む

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  • 新泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787722058

作品紹介・あらすじ

資本主義の終わり方と、私たちの未来を考える

格差と貧困の拡大、疎外された労働の拡大……。
「資本主義の矛盾」の深化は、改めてマルクスを歴史の表舞台に押し出した。
現代的な視野からマルクスを再読することで、社会の現実を変革していくうえでの大きな沃野が開けてくる。
私たち自身の未来のプロジェクトを読み取るために——。

 「資本主義の矛盾」が世界的規模で噴出し、職場内で、国内で、さらには国境を越えて競争に駆り立てられているのが、私たちが置かれている現状である。
 「協同/協働」すること、シェアや分かち合い、贈与や互酬性などの再評価が進んでいる。それはまさに、私たちの生き方や社会の仕組み自体が問われているからだ。
 「資本主義の終わり方」を考え直してみることは、私たちがこれからどう生きるのか、どのように行動したらいいのか、という実践的問題に直結する。
 未来のプロジェクト——。ここから先は私たち自身が考える番だが、マルクスを再読することは、私たち自身の未来のプロジェクトを読み取ることなのである。

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  • 東2法経図・6F開架:309.3A/U42k//K

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著者プロフィール

1952年生まれ、関西大学経済学部教授、専門は社会思想史。著書に、『マルクスを読む』(青土社)、『マルクスのアクチュアリティ マルクスを再読する意味』(新泉社)、『市民社会とは何か 基本概念の系譜』(平凡社新書)、『ローザの子供たち、あるいは資本主義の不可能性 世界システムの思想史』(平凡社)。訳書に、マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』(平凡社ライブラリー)などがある。

「2017年 『壊れゆく資本主義をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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