- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787771070
感想・レビュー・書評
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なんか邦題が誤解を招く気がする
未開人の性生活ちゅーより未開人の生活の性差についてっちゅー印象
文明国よりよっぽど男女平等な面もあるし、どっちかが卑下されてるわけじゃなくそれぞれに義務と禁忌がはっきり決められてる、しかも厳格に
母系社会はいいけど、にしても〝パパ=ママの夫〟てパパたちかわいそ
荷物の運び方まで男女で決まってるとかだる
持ちやすい方法で持たせてくれよ
タブーとか儀式とか未開人の方がよっぽどルールが厳しくて生活するのしんどそう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
1914年からの4年間をメラネシアの島ですごした著者が母系氏族制の中での男女の恋愛・結婚および種族生活の諸関係を分析し、文化人類学に文化現象を共同体と切り離さず有機的に把えようとする機能主義の新しい方向を拓いた名著である。
[ 目次 ]
種族生活における両性の関係
女性の地位
結婚前の性交渉
結婚への道
結婚
離婚と死別による結婚の解消
生殖と妊娠に関する考えと慣習
妊娠と出生
慣習的な放縦の諸形態
求愛および性愛生活の心理〔ほか〕
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
生殖と妊娠
死んだ人は霊として入り江の海岸で彷徨っていると考えられている
その場所を死者の島(トウマ)
トウマで霊は海水で洗うごとに若返り、若者となり、やがて幼児となる
その幼児が妊婦の頭毛の中へ、このとき、幼児は妊婦らの祖先(亡き父母)と考えられており、その幼児を妊婦のところまで運ぶ役割を他の霊(主に母方の親戚)が果たす
妊婦の頭の中に入った幼児はやがて頭痛や吐き気を催させ、出産へと至る。また、幼児は妊婦の血液で育つので月経が止まると考えられている
沐浴する女性の中に入ってくるともされており、若者は避ける場合アリ
妊娠したい女性は枕元に海水の入った容器を置いて寝る→霊が入り易くなる
おもしろいね。