古書彷徨 (BOOKS ON BOOKS)

著者 :
  • 新泉社
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本棚登録 : 4
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787787194

作品紹介・あらすじ

いまや投機の対象となった1冊何百万円もする稀覯本の豊田商事まがいの奇怪な売買システムを描いた100枚の書下し「聖紙魚」ほか、古書にまつわる軽妙達意のエッセイ50余編。"掛け値なしに面白い"と評された『古本綺譚』につづく第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 読了日 2020/04/28

    絶対過去に一度読んでるのに記録してなかった。

    古本屋店主のエッセイ集。
    ほこり愛好から始まり、ちょっと不思議な話とか、詐欺の話とか、お客の話とか、いろいろ詰まっていい本です。

    Ⅲの「昔の微笑」が好き。

    目次

     ほこり道楽
     紙魚たりし
     最後の晩餐
     弁当箱
     店主敬白
      淑女の使い
      最終巻の読者
      しんでれら
      包帯 
      三浦の大介
      恐縮の至り
      早合点の恋
      茂兵衛由来


     枕刀
     落丁のゆくえ
     聖紙魚 


     古書往来
      賀状のしおり
      恩人の高
      銭なきを嘆ず
      罪なメモ
      落丁ゲーム
      いわくをさがす
      ハエと女人
      捨てるに忍びぬ
      カバヤ文庫
      百万円歌集
      赤い糸
      総理の蔵書
      十円の涙
      昔の微笑
      八重子の猫
      三題ばなし
      声美人
      端午の客
      酔いどれ孝行
      一語の価値
      渋田利右衛門
      まじめな狂歌
      手みやげ
      野々口精作
      本のぬし
      差し出し人不明
      古本の魅力
      タンスの付録
      ニセもの
      ふた組の親子
      焚書
      礼状
      まけろ
      売れない本

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著者プロフィール

出久根達郎(でくね・たつろう):1944年茨城県生まれ。中学卒業後、上京、古書店に勤務する。73年から古書店・芳雅堂(現在は閉店)を営む傍ら、文筆活動に入る。92年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、93年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞する。2015年には『短篇集半分コ』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『おんな飛脚人』『安政大変』『作家の値段』など多数がある。

「2023年 『出久根達郎の古本屋小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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