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- Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787817051
感想・レビュー・書評
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3月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?lang=0&amode=2&appname=Netscape&version=5&cmode=0&smode=0&kywd=4311451662詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不登校の原因について、従来、心理・社会的な要因から説明されやすかった。また具体的な介入としては、システム論的家族療法に基づいたものが多くなされていたように思う。
しかし本書では、小児科医の著者らが、不登校状態にある子どもの背後に独特の疲労感や睡眠-覚醒リズムの乱れがあることを指摘している。加えて脳波や睡眠日誌、深部体温の変化をグラフ化したものなど、生理的指標もデータとして示している。これは不登校をフィジカルの面から捉えなす画期的な視点である。
「小児慢性疲労症候群」という診断名はややマイナーな概念であり、個人的には受け入れがたいが、不登校を身体の面から捉えるという視点は重要であると思う。
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