現代美術―アール・ヌーヴォーからポストモダンまで (ワードマップ) (ワードマップ)

  • 新曜社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788502925

感想・レビュー・書評

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  • たくさん本を読もうと決心した中で、普段触れない分野を勉強してみるのも良いかと思って、図書館で借りて読んでみた本です。
    内容としては、現代美術の足取りを、1890年代から1970年代頃まで追いかけた本。ちょっと古い出版ですが、表紙は全く古さを感じさせず、本を開いて「あ、結構前の本だ」と初めて感じたくらいです。
    それぞれの時代における潮流がわかりやすくまとめられていて、シュルレアリズムだとかアール・ヌーヴォーだとか、聞いたことだけある単語達が事例とともに解説されています。

    興味深く感じたのは、アートの潮流がそれぞれの時代毎に明確にあった現代美術以前から、かなりのペースで流行が消費されるように色々な流れが生まれ、最終的には個々の作家次第ですね、的なとりまとめを放棄するような感じになったというところ。
    現代美術は、パトロンがいた過去の時代から、大衆を相手に流行に遊ばれながら対応していく時代への変化の中で育てられてきたのかな、とド素人ながらに読みながら派生的に考えたことでした。

  • 現代美術の諸潮流を、キーワード集のようなスタイルで解説している。

    本書は、現代美術の全体像を、ミニマル・アートへ向かう潮流と、それに対する形で生まれたポップ・アートに代表させるという、分かりやすい「ストーリー」を採用せず、たとえば「1920年代」のような中立的な枠組みを設定することで、さまざまな潮流が同時に展開されていたことを見ることをめざしている。そのねらい自体はよいと思うのだが、そのために、項目相互の関係についての説明が少なくなっていることには不満を覚える。いちおう、前書きに現代美術の流れを見取り図で示しているのだが、そのような見取り図が本文の解説にあまり反映されておらず、少し残念だ。

  • 大学の授業の参考にしようと思って購入した一冊。
    本屋の棚をまるごとひとつ埋め尽くす程たくさんあった現代美術の本の中で、一番しっくり来た。
    現代美術の歴史、それを取り巻く思想の潮流が時系列順にコンパクトにまとめてある。
    各流派ごとに細かく章分けされている分、だれることなく必要なところだけを読めて便利。
    通して読むと現代美術の流れが頭に入っていい感じ。
    難点は、文字ばかりで実際の絵を見る事ができない(モノクロの小さな図のみ)ことだが、そこは画集にまかせて、この本を取扱説明書代わりに画集を眺めてみるのも良いかもしれない。
    きっと、画集を眺めているだけでは見えてこないものまでもが見えてくる。

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