死産される日本語・日本人―「日本」の歴史‐地政的配置

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  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788505568

作品紹介・あらすじ

学問をはじめ、今日の知的状況に携わるものは、人種主義、自民族中心主義、国民主義、人間主義に無自覚でいることはできえない。学問の政治性を自覚しつつ、「日本」の歴史‐地政的配置を分節する。米国に渡り、コーネル大学准教授として活躍する著者のはじめての論文集。

感想・レビュー・書評

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  • 上記の「日本人論」に通じる「幻想的日本人論」を突き破る論考。「西洋」「日本国憲法」「天皇制」にも言及し、現代の「日本人意識」を根底的に規定する様々な要因を捉えなおす。学部の学生にはやや難解な著作ではあるが、上に記した著作を読んだ上で、更に「日本」「日本人」「日本語」を追究したい人には是非読んでほしい。(2010: 清水均先生推薦)

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著者プロフィール

酒井 直樹(さかい・なおき)
1946年生。コーネル大学人文学部教授。日本思想史、比較文学、翻訳論。『過去の声』(川田潤ほか訳、以文社)、『希望と憲法』(以文社)、『ひきこもりの国民主義』(岩波書店)。

「2022年 『ポストコロニアル研究の遺産』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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