創造された古典―カノン形成・国民国家・日本文学

制作 : ハルオ シラネ  鈴木 登美  Haruo Shirane 
  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788506695

作品紹介・あらすじ

『古事記』『万葉集』『源氏物語』などが日本の古典になったのは、明治以降たかだか百年余りのことにすぎない。近代国家と国民の創成という政治的必要に迫られて歴史的に形成されたのである。古典がすぐれて政治的な言説闘争の産物であることを多面的かつ根底的に解き明かしたスリリングな論集。

感想・レビュー・書評

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  • 「カノン形成」にはつねにある政治的な闘争、すなわち「オーソリティ」と「マイノリティ」との不断の闘争をはらんでいることが本書を読むとよくわかる。とくにジェンダー論とポストコロニアリズムの問題をその研究から外すことはできないだろう。

    著者のハルオ・シラネは、「カノン」という概念の研究射程をとてもわかりやすくまとめている。日本文学についての論説ではあるが、他の分野(例えば美術史、音楽史)にも応用のきく便利な概説書。

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