「集団主義」という錯覚―日本人論の思い違いとその由来

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  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788511156

感想・レビュー・書評

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  • ステレオタイプとバイアス。社会心理学的良書。

  • 日本社会ならびに日本人に貼られた"集団主義というレッテルについて、それはアメリカの都合で操作されたまやかしであると説き、社会構造や日本語の特性までひとつひとつ丁寧に反証し、日本は集団主義で欧米は個人主であるというような紋切り型の国民性文化論に異論を投げつける。


    Rhymester宇多丸のウィークエンドシャッフル「読書特集」で取り上げられていたのに興味を覚え手に取ったのだが、同番組で推されるのも納得の「敵にまわしたら超めんどくせー」スタイルで、安易で口当たりのいい結論を鵜呑みにし思考を放棄する態度に警鐘を鳴らす。

    [private]物々交換成立[/private]

著者プロフィール

東京大学名誉教授

「2017年 『心理学研究法〔補訂版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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