- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788511347
感想・レビュー・書評
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知的な機械とのコミュニケーションについて。
インタラクションのためのデザインルール。
「追記」にまとめが書いてある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
車の運転席や発電所のインターフェース,パソコンの操作画面はどのように設計されるべきかは今日の機械社会において重要な課題である.
が,それを学問的に追究するためには人間と機械の理解が必須である.
とくに機械のデザイナーは機械本意で設計しがちであるが,真に使いやすいデザインとは人間と機械の長所・短所を十分に理解し,そのインタラクションを有効に活用するべきである.
まぁ,そりゃそうだろう.言うは易く行うは難し・・・
彼の要旨を伝えたいなら,インターフェースの具体例を示すべきだと思うが,指針を述べるだけで具体例がないのが残念. -
「直感的なデザイン」とは無意識なものである。
アフォーダンスについての追記が書いてあるので、誰のためのデザインを読んだ人は、こっちも読んどくべし。 -
例えば警告音など、何の説明もなしに聞いただけで危険だとわかる音が
もっとも自然に使いこなせる。
つまり、人間が本能的に使いこなせるデザインを求めるべき、ということ。
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なぜ機械は無機質なビープ音や意味不明なランプ点灯の代わりに、かつて全ての道具が持っていた、やかんがグラグラと煮えたつ音や飛行機の操縦桿がブルブルと揺れるような、直感的で自然で豊かなインターフェースを持てないのか? この方向性が修正されないまま、自律的かつ知性を持った「ロボット」(例えば自動運転する自動車)が登場したとき、人間とロボットは共生していくことができるのか? それとも機械は自律すべきではなく、人間の能力を拡大する道具にとどまるべきなのか?
「誰のためのデザイン?」で機能的なデザインを、「エモーショナル・デザイン」で人間の本能に訴えるデザインを解いたドナルド・A・ノーマンが「未来」のデザインの原則を示した。末尾の「機械の言い分」は冗談のようであって、しかしまったく笑えない現在の状況を映し出している。 -
大学院の授業で使う