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- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788511927
作品紹介・あらすじ
フーコー逝って既に25年、今なおその人気は衰える気配がありません。本書は、特にその初期──といっても最も輝いていた時期なのですが──の思想を中心に、彼の目ざしたものを探ります。取り上げるのは 『精神疾患とパーソナリティ』 『臨床医学の誕生』『狂気の歴史』 『知の考古学』 『言葉と物』などの代表作です。精神医学の研修医としてスタートしたフーコーがまず直面した「狂気」の問題から、アルトーなどの作品における「狂気と文学」の問題を経て、「考古学」「エピステーメー」などの魅力的な概念創出への道筋を明らかにし、最後は『言葉と物』とカント論を丁寧に読み解きます。「なるほどそうだったのか」と、フーコーの清新で雄大な意図が鮮やかに見えてくる力作です。
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