越境する書物―変容する読書環境のなかで

著者 :
  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788512504

感想・レビュー・書評

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  • 資料番号:011425188
    請求記号:010.2ワ

  • 2012 1/30パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
    id:negadaikonさんのエントリ(http://d.hatena.ne.jp/negadaikon/20111112/1321110664)を見てから気になっていた本。詳しい紹介はそちらを参照。
    『書物の日米関係』の続編に位置づけられる本。前作は米国内が主眼であるのに対し、本作は日本側/間に立った人々・組織という新たな課題に取り組む。
    第1部では日本の書物の流通や移動を歴史的に追っていくことで何が問えるか/見えてくるかを、第2部は書物の移動の仲立ちとなる人・組織に問題意識を拡大していく。

    以下、気になった点メモ:

    ・第1章:
     ・日米開戦⇒米軍による士官への日本語教育⇒戦後の日本研究者に

    ・第2章:
     ・戦後、日本書籍の入手をめぐる米国大学間の「書物戦争」

    ・第3章:
     ・書物のデジタル化をとりあげる章。NDLの明治期図書マイクロ化など。

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著者プロフィール

1965年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。『読むということ』(ひつじ書房、1997)、『メディアの中の読者』(ひつじ書房、2002)、『書物の日米関係』(新曜社、2007)、『越境する書物』(新曜社、2011)、『読書の歴史を問う』(改訂増補版、文学通信、2020)、『「大東亜」の読書編成』(ひつじ書房、2022)、『職業作家の生活と出版環境: 日記資料から研究方法を拓く』(文学通信、2022)などがある。

「2023年 『東亜文化圏 復刻版 第2回配本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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