乳幼児は世界をどう理解しているか: 実験で読みとく赤ちゃんと幼児の心

  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788513372

作品紹介・あらすじ

◆赤ちゃんの心を探る心理学実験とは?

赤ちゃんは、自分で立つことも歩くこともままなりません。もちろん、しゃべ
ることもできません。たいへん無力で未熟にみえます。しかし、誕生間もない
ころからすでに、主体的・能動的に世界について理解するための認知的な基盤
を備えていることがわかってきました。しかし物言わぬ赤ちゃんをどうやって
調べたら、そうだとわかるのでしょうか。心理学の実験は、そのための有力な
方法です。近年は質的な研究法や脳科学からのアプローチも盛んになってきま
したが、本書は実験法ならではの醍醐味を味わいながら、乳幼児の世界を探険
するツアーへの招待です。著者は、津田塾大学教授、新潟大学准教授。

感想・レビュー・書評

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  • 伊奈公子先生 おすすめ
    47【専門】376.11-T

    ★ブックリストのコメント
    乳幼児研究の最新動向についてコンパクトに知ることができます。

  • 南潮先生 おすすめ
    45【専門】376.11-T

    ★ブックリストのコメント
    乳幼児研究の最新動向についてコンパクトに知ることができます。

  • 赤ちゃんが世界をどう認知し理解しているか、言葉のしゃべれない彼ら彼女らにそれを問うことはできない。しかし、心理学者は長年知恵を絞って、それを間接的に推測するための実験で検証を行い、驚くべき認知能力の数々を明らかにしてきた。子どもは誕生まもないころから、主体的・能動的に世界を理解しようとする存在なのだ。

    その創意工夫溢れる実験の数々と、それによって垣間見える乳幼児の能力に驚かされる。

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著者プロフィール

1993年,東京工業大学総合理工学研究科システム科学専攻博士課程修了。博士(学術)。現在,早稲田大学人間科学学術院教授。
主要著作に,『発達としての共食―社会的な食のはじまり』(新曜社,2008年),『やさしい発達と学習』(共著,有斐閣,2010年),『乳幼児は世界をどう理解しているか―実験で読みとく赤ちゃんと幼児の心』(共著,新曜社,2013年),『生活のなかの発達―現場主義の発達心理学』(共編著,新曜社,2019年),『共有する子育て―沖縄多良間島のアロマザリングに学ぶ』(共編著,金子書房,2019年)など。

「2020年 『生命を理解する心の発達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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