居場所としての住まい: ナワバリ学が解き明かす家族と住まいの深層

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  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788513488

感想・レビュー・書評

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  • 前著集住のナワバリと比較して、さらに、間取りに関する内容に特化されて展開されている本。
    知見はおもしろいが、求めていた情報は掲載されていなかった。
    <メモ>
    ・地域の縄張りを生み出すための条件の一つは地域に住む人々の顔がわかること。もうひとつは地域の道や広場を自然に見守る眼があること。
    ・子供部屋をなくすより、今での居場所づくり。
    人間はどこかになわばりをもつことで、精神の安定をはかる。子どもの個室をとりあげることは逆効果になる。居間での居場所づくりに配慮することは重要。
    ・知識人は一貫して子供部屋の必要性を主張①子供のプライバシーを守り自律を促す。②夫婦の夜の営みから子供を遠ざけるため③子供の居場所をつくり非行をなくすため④テレビの普及と受験競争の始まりにより、静かに勉強できる部屋を確保するため。

  • 「ナワバリ」と「順位」で家を説いてみると、いろいろと面白い。家父長制から家族平等に移ってきて、順位制もナワバリ制に変化した、ようにも思えるが、実は家父長の代わりに母主導型になっているのではないか。その場所が誰のナワバリかを見極めるには、しつらいを誰が仕切っているかを聞くと大抵当たるという。父親は「書斎」とか「庭」とかだけにナワバリを与えられて汲々としている。子どもは親のナワバリで順位も低い。家族の形態は変わってきているはずだけど、結局日本のすまいは靴を脱ぐ床上文化と家族温情主義なのか。確かに現代の家にはハレの場がない。復習のようでいて予習のようでもある。というわけで、特に1、2章と7章に注目。

  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】365.3||K【資料ID】91132444

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