誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

著者 :
制作 : 岡本明  安村通晃  伊賀聡一郎  野島久雄 
  • 新曜社
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レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788514348

感想・レビュー・書評

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  • 改訂版まえがきで「ユーザエクスペリエンスが大事になった」と言いつつ本文で論じてない件

  • こちらもようやく通読。本書は情報デザインを学ぶ者にとって古典中の古典と言えるでしょう。何度も繰り返し読みたい。

  • 4Pのうち、プロモーションに関わることが多いが今度プロダクトに移る時のことを考えて、その道の名著を手に取った。

    ほとんどのエラーが人間の過失によるものならば、もはやそれを人間のせいだとするのはおかしい(ヒューマンエラーは起こる前提でデザインされていないといけない)、という考え方が印象的。
    一方で、買われなければ意味がない、納期を守る必要がある、デザイナーとマーケ、営業では言うことが違う、など現実問題としての制約がある中で突破できるデザインこそが良いデザインだとされている点も名著たりうる所以なのかなと思った。

    良いデザインは我々のニーズに合っているから気づきにくい
    技術者は人々がこうあるではなくこうあってほしいという論理的な組み立てで考えてしまう
    ほとんどの事故の原因がヒューマンエラーなのだとしたら、それはデザインの問題である
    我々がヒューマンエラーと呼ぶものは単にテクノロジーのニーズに人の行為が適していない場合であることが多い
    テクノロジーを操作するための知識は外に置いておく
    人は本物の問題にたどり着くように掘り下げることをせずに、あまりにも安易に表面上の問題のみを見てしまうのだ
    間違った問題への見事な解決は、全く解決がないよりもたちが悪いものになりかねない
    機能症は進行性の病気であり、根絶させるのは難しく、ワクチンもない。
    どれだけニーズにマッチしていても買われ、使われなければ成功とは言えない
    世界は変わるが人間の社会的な原則は変わらない

  • 「良いデザインとは何か」というシンプルな問いへの、バイブル的な一冊。

    良いデザインというのが、必ずしも論理的に定まるわけではなく社会的・物理的制約を受けるという点には目から鱗。
    なるほど我が家のキーボードもQWERTYである。

    デザイン思考の章で語られる「工程が変わっていく中でデザイン思想が欠落してしまう。なので極力、全工程関わるべきだ」というのは興味深い側面だった。
    いわゆるアジャイル開発の利点が、デザイナー目線ではそういった点にあるのか。

    非デザイナーであるからこそ本書を手にとってよかった。

  • 大学の講義の教科書のような(?)読みごたえのある本。ヒューマンエラーについて丁寧に書かれている。最初から読むとデザイン思考の章に到達するまでに時間かかる。

  • 身近に存在する「あるあるネタ」を例に出し、さくさく読ませてくれる良書。
    一般的には"デザイン"と聞くと"おしゃれやファッション"を想像してしまうだろうが「ドアを開ける方向」「車は左と右どちらを通るのか」扱うものの機能性のデザインから、社会のルールといった生活に密着した"デザイン"についてわかりやすく解説してくれている。
    容器の蓋を開ける時に、「回して開ける」OR「引っ張って開ける」事を迷ったり、間違った開け方にトライしたこと誰しも一度はあると思う。
    じゃあ、なぜそういったことが起こるの? そして。どうしたらそういった間違いを解消できるの?
    それを教えてくれるのがこの本である。
    なので、「読者に分かり易く伝えるためのデザイン」も考えてくれてるのだろう。実に分かり易く、読んでいてすいすい頭に入ってくる。
    いい本に巡り合った。是非たくさんの人に読んでもらいたい。

  • -

  • デザインというよりも、社会生活で非常に役に立つ話がぎっしり詰まった本。例えば、デザインするものに、どのように操作できるか示す目印をつけよう。という「シグニファイア」のくだりは、日常的に何かを指示したり、自分が使う仕事環境を改善したりするときに応用すれば、ミスを防げる。他にも、「なぜヒューマンエラーが起こるか?」「人が短期的に覚えていられるのはおおむね5個。」などなど、おもに工業デザインの分野で仕事をする人向けの内容だが、応用範囲は広い。
    中学生くらいの教科書にしてもらいたいくらいの良書だと思う。いや、教える側が読んでおくべき内容か・・。

  • かなり読むのに時間がかかった。「物を作るなら(これは物理的な物に限らないようだけど)わかりやすく、使いやすく、間違えにくく作りなさい」ということをあの手この手を使って滔々と述べた本である。まさにおっしゃる通り。しかしこれ、誰のための本?

  • 『行動経済学の逆襲』p450で紹介。

    以前、放送大学の何かの授業で紹介されたことがあるけど、増補・改訂版が出ているようです。

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