お金を使う人 お金に使われる人―貧乏ったらしい金持ちより堂々とした貧乏!

  • 時事通信出版局
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788709706

感想・レビュー・書評

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  • キッザニアの社長との対談で、キッザニアってメキシコが発祥でこの社長の努力によって日本に持ってこれた!っていうのと、世界各国での金銭感覚や経済教育の云々が、もっとも日本が遅れてる。。。っていうのはなんだか納得でした。

    教育現場でのお金の考え方、
    精神的なお金の捉え方
    脳科学的なお金の見方など、お金がもらえそうに感じるだけで脳に快感を与えるとか。読んでてなんだかそうなんか!と数々の新しい発見があり、しかも面白かった。笑!!

    いろんな人のいろんなお金に対する見方があるものの、体の作りや生活で全く違うお金への対しかた。面白いです!

  • お金としっかり向き合う事から始める

  • 子供にお金の価値を教える本

    日本の大人はお金について知らなすぎ

    池谷さんの脳機能の話が面白い

  • ◆こんな方にお勧め!
    ・いろんな観点でお金に関する考え方を知りたい方
    ・子供にお金の使い方をどう教えるか考えているパパママ


    ◆この本の一番心に残ったところ
    「人がとかくお金にとらわれやすいのは、脳の機能がそうなっているからです。」

    びっくりする言葉ですね。
    脳のメカニズムで考えると、人は元来お金にとらわれやすいそうです。

    大前提として、人はそういうものなんだと考え、お金にとらわれないようにお金に関する教養や使い方などを学んでいかないといけないですね。


    ◆感想
    6人のそれぞれの専門家の方が本を書いており、様々な角度でお金に関することを学ぶことができます。その中の一人が、職業の体験ができるテーマパーク「キッザニア」を運営するキッズシティージャパンの社長である住谷さんです。

    「キッザニア」でお金を稼ぐこととお金を使うことを学ぶことができる、その重要性を語っています。「キッザニア」へは私はまだ行ったことがないですが、よく私の子供たちも連れてってとせがんできます。ですので、子供には非常に人気があり、それは楽しいからなのでしょうね。


    他には、アメリカのパーソナルファイナンス教育、日本の金銭教育についても書かれており、1冊でお腹いっぱいになる本です。

    私の個人的な興味としては、パーソナルファイナンス教育は一度勉強してみたいですね。

    アメリカでは義務付けているわけではないですが、4年、8年、12年で身に着けているべき金融や経済の知識の指標があるそうです。これは子供だけでなく、親に対しても指標や子供への教え方があるので、一度読んでみたいですね。

  • 資金需要者の利益保護と賃貸業界の発展・地位向上を目指し活動するNPOフロンティア。その女性メンバーにより構成されたSTPプロジェクトの編著による、お金をキーワードに社会の在り方を問う一冊。ナビゲーターに「あかね空」の山本一力氏を迎え心理、教育など多分野の専門家による多様な視点からユニークな考察が展開される。発想転換のヒントに。

  • 金融のお仕事をしていて、子供たちがわくわくする話や商品がないものか、と常々思う。映画の会社やお菓子の会社、鉄道や車などの産業であれば、子供が夢を持つような話や商品があるものである。最近では、ハイブリッド・カーによって地球に優しい車などと、ファンタジーではない現実的な夢への拡がりもある。金融では何ができるのだろうか?

    金融は経済の潤滑油だから、他の産業を支えていればよろしい、という考えが基本にあるのだろうけれど、それにしても寂しい限りである。お金について語りたがらない大人の社会というのは一体何なのだろう?それと関連することに、何故、金融教育は公の場で行われていないのだろうか?

    山本一力さんがナビゲーターの『お金を使う人 お金に使われる人』(NPOロフィア・STPプロジェクト企画・編著)は、子供にお金をどう教えるか、またお金の持つ力を脳科学などの立場から分析した面白い試みの本である。

    山本一力さんは専門家ではないので、ちょっとまとめが弱いかな・・・。しかし、各章に分かれた専門家へのインタビューは良い構成となっていて、それを読んだ僕らが感想をまとめれば、十分考えを巡らすことができるはず。

    金融教育について言うと、お金の価値を知ること、お金には限りがあるので使い道に優先順位を持つこと、自分のできることで対価を得ること(仕事の基本的な性質)、スキルをアップして対価を大きくすること、などは小さいうちに教えることの意味を感じた。アメリカの金融教育(パーソナル・ファイナンス教育)の実例は興味深いし、金融教育は教育現場だけの話ではなく、特に家族を含めた家庭での教育が如何に大事かという点が発見だった。

    今、僕が職業としてやっている金融の技術は、こうした土台の上にあり、そしてそれを教えるとなると高度すぎるものとして位置づけられるのかもしれない。高校生などの年齢ともなると、なぜ銀行があるのか、なぜ投資があるのか、という教育が意味を持つかもしれず、それに貢献することはできると思う。一方で、小学生低学年への基礎教育は、もっと家庭レベルの、それこそ子供たちが小遣いをもらってお小遣い帳を管理して・・・、というところにある。今の子供たちは大変らしい。僕らの世代は、両親が”豊かさ”を得るため厳しい時代を過ごしていたので、”我慢”ということを通じた金銭教育が自然と成り立ったが、今の親世代は金銭的に豊かな時代に育っているし、祖父母も時間とお金を持っているから、教え方が難しい上に分からないのでは、とこの本は言う。

    ちなみに、以前に紹介したキャシー松井の『子供にマネーゲームを教えてはいけない』(http://d.hatena.ne.jp/ninja_hattorikun/20090321)と一見矛盾するような感じがするのだが、「仕事って何?」という根っこの部分を教えるという点では見事に共通している。キャシー松井がアメリカで教育を受けたこと、家庭がそういう環境で価値観をしっかりもって教育にあたったこと、は日本の多くの家庭とは異なる部分があり、だからこそ日本でも各家庭が各々の仕事観や家庭の経済環境に合わせて、金融教育を施すことが大事なのだろう。

    もう1つの僕の関心であるお金の持つ魔力は、脳科学の観点で池谷裕二さんが答えたインタビューに面白い話がたくさんあった。お金と同等に社会的地位や消費という行動が、脳を刺激し、より大きな刺激を得ようとする。過剰消費や過剰債務の話と関係するが、それだけでなく、働き過ぎやはやる向上心をコントロールできずに体調や家庭を崩すといったことともつながるのではないか。これは僕がいつかライフワークとしてやろうと思っていることに関係する話なので、実に面白かった。

    ボクのブログより:http://d.hatena.ne.jp/ninja_hattorikun/20090909

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著者プロフィール

山本 一力(やまもと いちりき)
1948年、高知県高知市生まれ。14歳で上京し、中学3年から高校卒業までの4年間の新聞配達でワシントン・ハイツ(最大規模の米軍基地)を担当、英語力を養う。英語力を活かしながら通信機輸出会社、大手旅行会社(近畿日本ツーリスト)、デザイナー、コピーライターなど十数回の転職を経験。
46歳の時、事業失敗で作った2億の借金を返済するために作家になることを決意。1997年『蒼龍』でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。2002年には『あかね空』で直木賞を受賞した。その他代表シリーズに『ジョン・マン』など。

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