さらに悩ましい国語辞典

著者 :
  • 時事通信社
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本棚登録 : 34
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788715295

作品紹介・あらすじ

ことばは変化し、本来正解のないもの。辞書一筋37年。『日本国語大辞典』の編集者の悩みは深い。「ことばの深さ」を伝える、悩める辞書編集者の辞書!

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと余談が多い感じで、前の「悩ましい国語辞典」より薄味になった印象。それでもやはりなるほどということがいろいろあって、面白かった。「忖度」なんて最近話題になった言葉も取り上げられている。これまでとは違う意味で使われるようになりつつある言葉について、また、誤用とされる言い方が本当にそう言い切れるのかということについて説明されているところなどに、他ではあまり見ない特徴があると思う。

    あれこれ言い出すときりがないが、一つだけ、最近になってよく聞くようになった「なので」という接続詞について思うこと。著者はあまり抵抗がないというけれど、うーん、私は感覚的にどうもダメだなあ。NHKのアナウンサーが使ってたりすると、なんだかガックリくる。何で読んだのか忘れたが、なぜ「なので」が広まってきたか考察されていて、これは「だから」という接続詞が時にちょっと嫌な語感を持つからだとしてあった。確かに「だーかーらー(言ったでしょ!)」っていう風に使うよなあ。これには納得。でも私は「なので」は使わないよ。

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著者プロフィール

辞書編集者。元小学館辞書編集部編集長。
1956年、千葉県生まれ。小学館に入社後、37年間ほぼ辞書編集一筋の人生を送る。担当した辞典は『日本国語大辞典 第二版』『現代国語例解辞典』『使い方のわかる類語例解辞典』『標準語引き日本方言辞典』『例解学習国語辞典』『日本語便利辞典』『美しい日本語の辞典』など多数。2017年2月に小学館を定年で退社後も、『日本国語大辞典 第三版』に向けての編纂事業に参画している。また、辞典・事典サイト「ジャパンナレッジ」でコラム「日本語、どうでしょう?」を連載するかたわら、テレビ、ラジオに出演して日本語の面白さ、奥深さを広める活動も行っている。著書に『悩ましい国語辞典』『さらに悩ましい国語辞典』(いずれも時事通信社)。2014年にNPO法人「こども・ことば研究所」を「辞書引き学習」を考案した深谷圭助中部大学教授と共同設立。国語に限らず、これから始まる小学校の英語教育や、さらには支援教育も視野に入れて、「辞書引き学習」による子どもの語彙力アップを目指した教育活動を展開している。


「2018年 『微妙におかしな日本語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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