お母さんのための「男の子」の育て方

著者 :
  • 実務教育出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788910546

感想・レビュー・書評

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  • おもしろくてさくさく読めた。男の子と女の子の特性の違いがうまく言語化されていると感じたし、子育ての参考になった。


  • ママから見たら、異性の男の子は理解不能で悩むことが多いと思うので、こうした指南は心に響いてありがたい♪

  • 面白かった!!かなり参考になる。私は、子供にさせることを頑張らなければ。

    ・ゆっくりしていても急がせずに、達成させる。その子の達成感を奪わない。
    ・それが健全である
    ・なにくそ根性
    ・ずっとあとで伸びる ことを信じ続ける
    ・時計はアナログ。角度、面積、12進法などの領域面でも基礎体験ができる。
    ・事件化しない。そんなものかとすーっと受け止める。

    自分の人生をつまらないものにしたくない。美意識として一つ一つの事柄でめげている暇はない。愚痴はいいたくないし、人をねたみたくありません。他と比べてなんで俺だけがという思考が生まれる余地はありません。そんな小さなことで悩む自分でいたくない。

  • 男の子の特徴
     1 落ち着きがない
     2 何度言っても忘れる・片付けができない
     3 好きなことしかやらない
     4 冒険やスリルがあるものが好き
     5 勝ち負けにこだわる
     6 たたかいごっこが好き
     7 けんかをしながら仲良くなる
     8 品のないことが好き
     9 汚いことを気にしない
     10 飽きっぽく動くものが好き
     11 字が汚い
     12 行動が遅い ①行動そのものが遅い NG早くさせないといけない
                ②取り掛かりが遅い GOOD 口だけではなく触りなが             ら指示する
     13 オタク傾向、収集癖がある
     14 理屈で納得する
     15 お母さんのことが世界で一番好き

    もう一度見直したい生活習慣としつけ
     1 早寝早起きは軽い気持ちで例外を許さない・・穴があいてしまう
     2 休まない体力はママの心がけで身につく
     3 忘れ物を手助けしすぎで伸び悩む子に
     4 挨拶はお母さん・お父さんが見本
     5 礼儀・マナーは真似をするから身につく
     6 目に見えれば約束は必ず守れる ・・カレンダー大作戦
     7 身だしなみは相手のためと教えてあげる

    テレビゲームは気をつけて
     1 みんなもっているもん・・撃退法
     2 お母さん自体もみんな・・に弱い

    なにくそ根性がある子は強い
     1 ほんのちょっとした克服体験がたくましくさせる

    得意技でいじめをはねつける
     1 親はいじめを事件化しない・・・いつもどおりの過程を維持する
     2 いじめをはねつける動作を身に染み込ませる

    やったーの達成感が自信を生む
     1 遊びつくすことが大切
     2 こだわって最後までやり遂げる体験が大切
       ・・・とことんやりきる経験
     3 忍耐と達成感が得られる漢字練習

    運動コンプレックスは甘く見ない
     ・武道系のものは声を出すことではっきり発言できるようになるので、目を見て言いたいことを言う能力を養うのに最適です。

    子供が興味を持ったことは否定しない

    できない理由をいいはじめたら厳しく叱ってもいい

    不必要な買い与えは断固としてNO!

    「じゃあ、今日だけよ」が一番罪が重い。

    大人の後ろ姿を見せる
     頭をさげているところ
     楽しんでいるところ


    「僕のこと大好きだもんね」が自信になる


    他人とぶつかり会えた回数で幅の広さが決まる
     1 :愛され間をベースに、子供時代に外での経験値をたくさん積むこと
       が重要
     2 ケンカを回避・除菌しすぎない
     3 人を巻き込む情熱でまわりから応援される子に

    事件化しないから簡単にめげない
     1 いちいちめげている暇はないと思わせる

    素直な気持ちが成長の種に
     1 素直さがある子はのびる、言い訳をしてやらない子は伸びない
     2 素直さがある子は、幼児期にポジティブな言葉をまわりの大人が言い続けること。子供は周りをみて学ぶ、素直な姿勢も、人への敬意も。親への態度から学びます。

     素直さとは・・・世界に対する肯定的な見方を身につけている

    ガミガミ言わないことが取り繕わない誠実さに
      取り繕うのは・・・自信のなさの裏返し
                 よく思ってもらいたいという願いから
     
      誠実の基本は「他者性」

      こまごまとしたことを、お母さんがガミガミと言い続けない

      取り繕うと・・・自分が成長できない
      誠実でないと・・・周りからの評価が落ちてしまう


    優秀な男の子に不測しがちな「心からの思いやり」
     違う主張や考えを持った、異学年や異性や立場の異なる子供達とたくさん遊び、交流する経験値こそが重要


    笑わせ上手に人は集まる


    おもしろがる人は周りも自分も幸せにする
      ・置かれた状況をいつでもおもしろがることができるという人生の根本姿勢
      ・自分のものさしをもっている


    勉強について
     1 自分をだまさない
     2 わからに自分をそのままにしない
     3 好きにやらせてあげる
     4 考えることを一緒に楽しむ
     5 字はスピードを重視する
     6 適当な言い方を逃さない
     7 わからない言葉をそのままにしない
     8

    お手伝いをさせる
    何故?を褒める

    屋外で育つ能力
     右脳の能力(図形センス、空間認識力、見える力)

    10歳以降の変化

    ☆小学校5年生から中学1年生まで
     ・親から言われることがイヤな時期
     ・母への思いは変わらないが、口や態度に出さなくなる
     ・不良に憧れて、少し悪ぶったりする
     ・ぶっきらぼうになる
     ・異性を意識しはじめる
     ・おだてには相変わらず弱い
     ・ケアレスミスが多い
     ・同級生にライバル意識を持つ
     ・成績(点数)を意識する
     ・大人や世界のことをわかったつもりになる
     ・自我が芽生える
     ・親と一緒に歩いている姿を見られるのが恥ずかしい
     ・問いかけをしても「うん」くらいしか言わなくなる
     ・「自分の存在」という意味にもがきはじめる
     ・物事の意味を理解しはじめる
     ・親の言葉より、第3者の言葉のほうが響く
     ・鍛錬を求める(中学受験やしけんべんきょうなど)
     ・外の誰かへの憧れで成長する

    親の対応ポイント
     ・あなたのことを信じている
     ・何があってもあなたの見方でいる
     ・困ったことがあればいつでも相談するように
     ・「すごい」と「ありがとう」をいうタイミングを逃さない
      その都度伝える
     ・悪ぶる態度には程度問題だと割り切り、バランス感覚で対処
     ・ガツンと言ってくれる外の師匠、ナナメの関係を築ける人を見つけてあげる
     ・人生や社会についての父親の本音の話がしみこむ


    中学2年生から中学3年生まで
     ・大人になったと思っている時期
     ・母への思いは変わらないが、口や態度には出さない
     ・異性が最大の関心
     ・将来を意識しはじめる
     ・目的を持ったら邁進できる
     ・スターに憧れる
     ・目標を見つけられずに困っている
     ・個人よりもチームで動くほうが強い
     ・音楽やスポーツ、芸能にのめりこむ
     ・親に秘密をもつ。なんでもオープンは逆に危ない
     ・友達、仲間、先輩との関係で育つ

    親の対応ポイント
     ・最終的には自分の人生だから。自分で責任を負いなさい
      信頼しているからこその言葉、見離すのとは別
     ・情報収集は本人からでなく周りから
     ・ガツンと言ってくれる外の師匠、斜めの関係をきづけた人から言うべきことを言ってもらう
     ・こんな大人になりたい、と思えるような人物に引き合わせる
     ・大人のほんね(社会の厳しさ・働く喜び)を伝える。特に同性の親から

  • 面白かった。

著者プロフィール

高濱正伸(たかはま まさのぶ):
花まる学習会代表。1959年、熊本生まれ。東京大学農学部・同大学院修了。
学生時代から予備校等で受験生を指導する中、学力の伸び悩み・人間関係での挫折と引きこもり傾向などの諸問題が、幼児期・児童期の環境と体験に基づいていると確信。1993年、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、小学校低学年向けの学習教室「花まる学習会」を設立(現在は年中〜中学生)。2015年より、佐賀県武雄市で官民一体型学校を開始。著書多数。

「2022年 『マンガとクイズでまるごと覚える!47都道府県地理カード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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