前置詞がわかれば英語がわかる

著者 :
  • ジャパンタイムズ
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789012102

感想・レビュー・書評

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  • イラストを適度に使用して,英語の前置詞そのものが持つイメージを説明している点は,非常に理解に役立ちました.

    ただ,全体を通して,著者自身の説明には,こじつけな所もあるように感じてしまいます.何もかもを持論で全て説明しようとしたから,こうなってしまったのでしょう.

    評価は★3.5ぐらいです(イラストのおかげで前置詞自体のイメージがつかめる点は~★4.こじつけを含め全体的な説明のわかりやすさは★3).

  • 説明が回りくどく感じました。

  • 図書館で読了。前置詞の理解について新たな視座を与えてくれた。すべての前置詞について取り扱っているわけではないので、続編も出版してほしいところ。簡単な英文法書を一読してから読むのが良い。→2023年に改訂版が出版されます。

  • 英語の前置詞をメタファとして捉え、英語を理解しようという本です。
    日本語訳から英語を考えると間違うということがよくわかります。

  • 今までの前置詞の概念が180度変わった。この本を読むと、如何に前置詞が日本の英語教育でなおざりにされていて、前置詞を本当に理解している英語専門家が少ないということに気づかされる。ちなみに読者対象は、有る程度英語を理解している人だと思う。

  • 前置詞についてがっつり書かれています。

    前置詞をメタファで理解するというのはとてもわかりやすかったです。

    全部を理解するのはまだまだ無理ですが、この本はまたいずれ読み直してみたいですね。

  • SPO理論 p3

    クァーク(英語学者)「一般に、前置詞は2つの存在(entities)の間の関係を表す。その存在のひとつは前置詞の目的語であり、もうひとつは文の別の部分である」p100

    If a man put out the eye of another man, his eye shall be put out. p113

    X + with A=「AをXにする / AがXになる」
    Cf. Down with the King / Away with all cars. / To hell with you. p142

    「言語は中身、意味は中身」だからin English p146

    sofaはsit onで、chairはsit in p175
    ⇒英語は「内部感覚」が鋭敏

  • 英語を勉強する上でわりとしんどい「前置詞」にフォーカスして解説する本。前置詞の持つ(と辞書に載っている)様々な意味を、その前置詞のコアな意味から演繹して解説するスタンス。群動詞?っていうんだっけ?動詞+前置詞で意味がいろいろ変わる系のアレを丸暗記するのが嫌いで、無理矢理にでも理屈付けするのが好きな理系向きかもしれない。

    出している例文がすごくいいのかな、非常に読んでいてわかりやすい。紙とペンとかなしでざーっと読んでいっただけだけど、かなりすっきり読めた。
    長文とか読んでて、こういうのが出てくるたびに該当箇所を読みなおしてみたりするとすごくよさそう。

    高校の時に読んでたらまた英語の成績違ったかなぁ。

    ※幾分、筆者の持論というかオリジナルな解釈がある気がします。なので、若干無理矢理感のある解説になっている部分があるのは否めませんが、英語も言語なんだから理屈だけで全部完璧に説明できると考えるほうが間違ってますよね。

  • 英語の前置詞に対する見方が変わった。

    前置詞は今まで簡単な意味しか気にせず、動詞との組み合わせは丸暗記でした。

    しかし、この本では、なぜこの前置詞を使うのかという点を取り上げているため、今後は動詞との組み合わせを、前置詞の意味を意識ながら覚えられそうだと感じました。

    ただ、1回読んだだけでは理解が浅い部分も多く、2, 3回読むことで理解を深める必要がありそうです。

  • 前に読んだ前置詞本よりも比較・実例をベースに実践的に書かれているので分かりやすい。巻末にあるちょっとした違いで全然意味が変わる表現集はリファレンスとしても便利。こういう実例を通して自分で共通項を探して解釈していくほうが覚えは早い気がする(個人的に)

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著者プロフィール

大阪大学大学院英文学修士。現在、駿台予備校専任講師。PRODIGY英語研究所の所長を務める。イラストレーター、モデラーでもある。

「2020年 『丸暗記なしで身につく 見る英単語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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