マンガはじめて行政書士行政法 4訂版 (0からわかる法律入門シリーズ)

著者 : 吉田としひろ

• 住宅新報出版 (2010年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[水源地さんの感想 · 2012年4月1日]

マンガの形式で、行政書士の試験に必要な行政法についてまとめた本。

行政書士の試験に特化している。内容は、一般理論、行政救済法、行政手続法、地方自治法の4章構成になっている。

一般理論では、公物や許可・特許・認可などの基本的な行政用語の説明。行政救済法では、特徴、訴訟の種類やその結果から起こる賠償法まで。行政手続き法は一般的な行政の進め方について、地方自治法では、どのような機関があるかを説明している。

入門書という立場であって、あくまで基礎的であってこれで試験に合格するとは思えないが、試験対策は全体像を早く把握することだと思う。その意味では良い本ではないだろうか？

著者プロフィール

1963年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、衆議院法制局に入局。15年にわたり、法律案や修正案の作成に携わる。
2002年退職し、現在は著述業の傍ら、大学講師、自治体の各種委員などを務める。ベストセラー『元法制局キャリアが教える　法律を読む技術・学ぶ技術』（ダイヤモンド社）をはじめ、法律および資格試験関連の著書多数。

「2022年 『公務員試験　集中講義！行政法の過去問』 で使われていた紹介文から引用しています。」