ギリシャの歴史 (ケンブリッジ版世界各国史)

制作 : Richard Clogg  高久 暁 
  • 創土社
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789300216

作品紹介・あらすじ

民族運動が勃興した18世紀後半から説き起こし、その後オスマン=トルコ帝国の支配を脱してついに「ヨーロッパ共通の家」に回帰し、現代に至るまで。

感想・レビュー・書評

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  •  アンゲロプロスの映画の背景を知りたくて読んだ。そもそも「ギリシャ人」とは誰か、という問いからこの本は始まる。いわゆるギリシャの地域に住まう人々は、自らを「ロミイ(=ローマ人)」と認識していたが、西欧諸国のギリシャへの憧憬を反映するかのように「ギリク」というアイデンティティを持つようになる。「ギリシャ語を話し、正教を信ずる」という単純な定義の基に、様々な地域から出入りを繰り返す人々。そこに生まれる重く、悲しい様々な軋轢を、アンゲロプロスは鮮やかに描き出している。その背景の一部が少しわかったような気がした。

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