シャムタンティの丘を越えて (ADVENTURE GAME NOVEL ソーサリー 1)
- 創土社 (2003年7月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789301305
感想・レビュー・書評
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シャムタンティの丘を越えて
Penguin「The Shamutanti Hills」 1983年10月詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔懐かしいゲームブック。
読み手は冒険者になって、カーカバードのどこかにある奪われた『諸王の冠』を取り戻す旅に出る……という内容。作者はゲームブック界の第一人者、スティーブ・ジャクソンで、昔のファンタジーに感じられる濃密なファンタジーっぽさが魅力になっている。
本格的なゲームブックなので、サイコロを使って敵との戦いを計算したり、生命力や運などの数値に気を使う必要が出てくる。
物語的には、諸王の冠を探す途中で終わる。これ、四部作の最初のようで、冠を探すにしてはあっちにきたりこっちにきたりという、感じで「いつ本題に入るのだろう……」と思ったのだけれど、そういうことだったのかとw
ゲームとしては死にゲーなので、何度も繰り返す根気が必要。小瓶の液体は基本飲まないほうがいいよね。一番の敵は、数字の読み間違えで物語がテレポーテーションするところ。付箋は絶対必要です。
ゲームブックは今は廃れた遊びだけれど、まだまだ活用の仕方次第では魅力的なコンテンツになると思うんだよね。今は、時代が一周回って、意外に新鮮かもしれない。
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