南へ: エンデュアランス号漂流

  • ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789713481

感想・レビュー・書評

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  • 高原剛一郎師の動画で「めちゃくちゃ面白い」と紹介されていた本。冒険もので、南極探検を描く。サードパーソン現象なる奇跡。探検隊以外に誰かが導いていたと、隊員全員体験し彷徨していたとの事。その第三者によって助けられたという奇跡が最後に説明されているらしい。

    読了。まったく面白くなかった。上記の第三者云々の記述はほんの3行のみ。それゆえ星一つとした。

    実は「エンデュアランス号漂流記」にはほかに2冊あるらしく、高原氏がどの版を読んだのか不明。本書は完訳として、色々記録されているらしい。
    詳細のメモを記録して書き写したとのことなので、記録の意味では細大漏らさず良い記述なのだろうが、読み物としては実に退屈。

  • アーネスト・シャクルトンによる、例の南極探検の記録。
    全員生還のシャクルトン隊の記録のほかに、別働隊としてロス海の方から補給点設営を任務とした一隊=オーロラ号乗船隊の顛末も記録から拾い出してある。
    (これ以前の『エンデュアランス号漂流』は抄訳であり、オーロラ号の部分はカットされていると訳者あとがきにあった)

     『大漂流』で大体の流れがわかっているからいいんだけど、初めてこれを読む人にはちょっとばかりわかりにくいかも・・・。概要を知っていてなお完訳を読みたい人向けですね。淡々とした記録が苦手な人には厳しいかも。淡々としているからこそ、面白いともいえるんですが。

     南極の地図や写真でのフォローがほとんどないのと(ネットでみても南極大陸の地図は大きすぎて、地形の解説までのフォローはないもんね)隊員の日誌をところどころ引用した記述が、日付を行ったり来たりするからわかりにくい。
    航海、船の用語の補注もほしいなあ。何度も頁を戻って読みました。そこんとこで★4つまで。

    そんなわけで、今度は写真資料豊富な本を探してトライしたいと思います…。

  •  この物語には主人公の「シャクルトン隊長」が登場しない。あたりまえである。主人公みずからが書いているのだから。 映画で例えて言えば、ジェ−ムス・ボンド自ら書く「007」、孫悟空が書く「ドラゴンボール」。 そうです想像できるでしょう。面白くはありません。まるで日記の様に淡々と雪氷嵐海低温空腹暇壊血病たちと戦う毎日が書かれています。ストーリー性はゼロ。 事実は小説より奇なり、ではなく事実は事実、ただそれだけ。 主人公自身の書くノンフィクション冒険ものは、主人公の性格とキャラクターにもよるけど、マズほとんど面白くない! これちょっと考えれば判る当たり前の事実の様です。 でもそういうのはなんとなく分かっていて読んだのですが、やはり面白くないものはそう書くしかない。 唯一、シャクルトンとはのっけから別行動をとった もうひとつの探検隊の記録が後半の章にはでてくることが、他の「エンデュアエランス号」本 と異なる点として言えます。 これは南極大陸を横断してくるはずだったシャクルトンのために補給基地を設営する部隊(こちらは「オーロラ号」という船のようです。漂流はしてないんですがね)のやはり「日記」です。

  • 少し遅いですが、冬寒いときにお勧めです。アポロ13の南極版?「輝かしい失敗」というべきでしょうか。一人の死亡者もなく、全員生還できたのは奇跡。船名のENDURANCE(忍耐)は、偶然ながら、あきらめない気もちの大切さを学びました。

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