航路(下)

  • ソニーマガジンズ
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789719346

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    何故か上巻を文庫で、下巻をハードカバーで借りてしまうというミスをしました。重かった…。
    というわけで上巻読み終わるまであまり話が進まないという不思議な作品。でも読まされちゃう感覚がうまいんだな~と思います。途中、え?ウソここで?という展開になるし最後はナルホドそうなのねぇ…と読み終えました。が、文句が無いわけでもなく。

    とりあえず主人公二人が感情的で人の話を聞かないタイプなので科学者に向いてない気が。出会いの場面からして二人ともが「相手はマンドレイク派だろう」みたいに決めつけていて、相手を避けるわ話を聞かないわでこの二人何なんだ?って感じだったし。
    NDE体験も、これは絶対にタイタニックと決めつける彼女のも変だけど、聞いた途端に「あーハイハイ妄想乙」みたいになるライト医師もどうかと思う。タイタニックなのかどうかが問題なのではなく、なぜタイタニックなのか、というのを二人で議論すればもっと解決が早かったのでは?
    ヒロインは走り回ってばっかりで時間のロスが多すぎるし。被験者のアポ取りぐらい事務方に頼めないのか?
    時代設定的にメールはなかったのかな?ライト医師を探して複雑怪奇な病院内をあっちこっち行ったり来たりするよりも、メール一通送っておいて詳しくは会って話す、じゃダメなのか?もしくは研究室で待ってれば良かったのでは。(と世紀の大発見をしたことのない自分は冷静に考える)
    大体ERのそんな取り込んでる最中にノコノコと人を探しに入っていくのもどうなのかなぁ。というか部外者の立ち入りは警備員、止めないのかな~。ま、医師だけど緊急事態なんだし普通、入り口で止めるよねぇ。とかとか。
    色々ツッコミを入れたいところは多々あるのですが、それでも面白かったです。まぁ、うん。これだけ文句言って?という感じもあるけど。

  • 下巻の途中で、ええー! いいのっ? ってのがあったんだけど、なんだかひっぱってひっぱって、最後は丸く収まった感じ。
    まあまあ面白かった。

  • ●アオリ文句にいつわりなし。第2部の終わりがけ、自分もしっかり「・・・・え? おおおお????」と唸ってしまいましたとさ。

    ●主人公は、臨死体験の研究のため、せっせとマーシャル総合病院にて聞き取り調査を行う心理学者のジョアンナ。今日も新鮮な臨死体験ネタを取りに行ったものの、オー××泉”系臨死体験本ベストセラー作家のミスター・マンドレイク氏にまたしても先を越される始末。とは言え、またもイキのい患者がやって来たと親友の看護師ヴィエル嬢(※ER勤務)から教えられ、駆けつけた彼女が見たものとは? 人工的に臨死体験を起こすことで、実態に迫ろうとする神経内科医リチャードとの関係および共同研究の結末は!? さあ、誰もが一度は関心を抱いたことのある臨死体験のめくるめく世界を、あなたも探訪してみませんか!!!! ←・・・内容としてはおおむね正しいはずだが、なんかテイスト違うなあ。

    ●けっこう大風呂敷ですが、最終的には、それなりに畳まれていると思います。
    そもそもコニー・ウィリスの描く状況はたいていユーモアがあるので、長いわりに読んでいてあんまり辛くなりません。
    あと、主人公&親友のヴィエルが映画好きと言う設定なので、普段から映画を観る習慣がある人には、各所にちりばめられた映画ネタで、もひとつニヤリとできるはず。てか、『タイタニック』を観たことあるのとないのとではだいぶ違うんじゃないかなあ。(あの映画が好きな人には向かないかもしれないけど・・・。)

    ●時間がある時に。





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