ミッドナイト・ボイス (ヴィレッジブックス F ソ 1-2)

  • ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789722155

感想・レビュー・書評

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  • うちの本棚にあって読んでなかった一冊。誰が買ったのかな?
    ホラーといえばスティーブンキングしか読んだことがなかったけどそれも学生の時の話でそれ以来、ウン十年ぶりに楽しめた作品。
    ラストは亡くなった父の言葉を胸にライアンの勇気が彼をあそこまで動かすとは!ホラーと少年のスリリングな冒険物語。

  • 子供をふたり持つ平和な家庭の主婦がある日突然旦那を殺されてから、常用が一変する。夫の収入がなくなったため子どもの学費にも困る始末。その頃、近所の幽霊屋敷と呼ばれていたマンションの住人の裕福でハンサムな男性と再婚するところまでが第1部。やれやれよかったと思うのもつかの間。第2部の恐怖が始まる。奇想天外な話の展開に一気に読んでしまった。恐怖がどんどん押し寄せてくる。久々に面白い恐怖サスペンスを読んだ感じだ。

  • ジョギング中に通り魔に襲われて最愛の夫を失ったキャロライン。以来2人の子供を必死で育ててきたが、経済的に限界に達しようとしていた。だが、偶然出会った独身の紳士トニーと恋に落ち、結婚することに。キャロライン親子はトニーが住む高級アパートに引っ越してくるが、そのアパート「ロックウェル館」はセントラルパークの大妖館として噂の絶えない不気味な建物だった。日毎にやつれていく姉のローリー、新しい父親を毛嫌いし、毎夜悪夢にうなされる弟のライアン、そして親切だがどこか妙なロックウエル館の住人たち……一方、キャロラインの親友で市のソーシャルワーカーをしているアンドレアは、ロックウェル館の住人アルビオン夫妻の養女となったレベッカの衰弱ぶりが妙に引っかかっていた。レベッカを診ているという整骨療法医で、同じロックウェル館に住むハンフリーズに面会するが……。

    正直に言ってソール作品としてはかなり期待外れ。大都会の真ん中という、かつての作品とは異なる舞台ということも作用しているのか……と言っても古色蒼然とした高級アパートやら胡散臭い再婚相手、隣人たち等の人物設定は、この著者ならではの作品への期待をいやが上にも膨らませてくれるはずなのだが……。
    そう、主人公キャロラインやその子供達が精神的、肉体的に追い詰められていく、その切迫感が足りないのだ。ぎりぎりまで―それこそ「児童虐待作家」というかつての悪名のまま―追い詰められ、クライマックスで何らかの破綻なり崩壊が訪れる―かつての作品ではそこまで描かれていたはずだ。それが足りないから、読中に首筋がちりちりするような不安感もなければ、怖さもない、クライマックスでの盛り上がりも物足りない。アンソニーらロックウェルの住人たちの正体についても何となく曖昧になったままで、それも余韻というよりは「もう少し書けたのではないか?」と感じられてしまう。
    大都市を舞台とするのなら、やはり「マンハッタン狩猟クラブ」のような作品の方が適しているようにも思える。

    ……で、映画化の話はどうなったの?

  • これぞジョン・ソール!な王道ホラー。でも陰惨度それほど高くもなく、後味もさほど悪くないので、そこそこ一般ウケはしそうな雰囲気。映画化の話も進んでいるようなので、要チェック。
    「妖館」ロックウェルの雰囲気が良い! まさにホラーの舞台としてうってつけ。住みたくはないけれど、足を踏み入れてみたい気はするな。そしてそこに巣食うこれまた妖しげな住人たち。……王道だ、ものすごく王道だ。住人たちの正体もだいたいの見当はつくし、「目新しさ」はあまり感じなかったけれど、そんなのどうでもいいや。「ホラーな雰囲気」にどっぷり浸れる一冊。

  •  幽霊屋敷話かと思ったら、○○でしたww 相変わらず、畳み掛けるような展開になってくると、怖いソール。なんていうか、足元の地面がだあっと崩れていくような感じなんだよね。
     とはいえ、昔の「恐怖の金太郎飴」って言われてた頃の作品の方が私は好きなんだけどな。つか、そっちの方がソールってブランドだったと思う。
     この作品は映画化が決定してるらしい。なんだかんだとそれが楽しみ。

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