星と呼ばれた少年

制作 : Roddy Doyle  実川 元子 
  • ソニーマガジンズ
3.33
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本棚登録 : 35
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789723879

作品紹介・あらすじ

20世紀初頭、英国からの独立運動が激化するアイルランド。ヘンリー・スマートはダブリンのスラム街で育ち、やがて独立戦争の英雄と称えられるが、凄惨な戦いの末に彼が得たのは、失踪した義足の父の秘密と、「自由」という名の宝物だった…。

感想・レビュー・書評

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  • 哀しい少年の話かと思ったら
    戦士の話だった
    感情移入が難しい・・・

  •  改行がかなり少なめの作品で、ちっちゃい字で二段組という窮屈感ハンパない割付。図書館から借りる前にパラっとめくった瞬間、やっぱりやめようかと思ったけど、内容が気になるので結局借りた。

     たぶんこの小説、内容はそんなに悪くなかった、というか、きっとそれなりに良かったんだと思う、のだけど……
     この本のつくりが、読書家女子にムリヤリ売りつけようとした感じが漂ってていただけなかった。
     かわいい絵柄の表紙、「星と呼ばれた少年」というなんだかロマンチックなタイトル。いかにも女性が手に取りそうな本だ。しかしながら内容は、う○こ漂う下水道の中を逃げたり(ゴールデンスランバーみたいに雨水管じゃないのだ)、戦友の脳みそと頭蓋骨がセットで飛んできたり、けっこうキツい。ぶっちゃけ女子が読むにはかわいくなさすぎるお話なのだ。邦題も、ヘンリーがスター扱いされてたっていう意味ならまあ間違いとは言えないけれど、なんかしっくり来ない。
     二段組にしたのも、上下巻に分冊されると売れないから無理にぶちこんだんだろ? と邪推してしまう。もしくは、ヘンリーの生きる時代の閉塞感を表現してるのかもしれないが……。最後の刑務所の面会シーンを、広々とした白いページで読みたかったなあ。

     内容について言うと、わたしは主人公ヘンリー・スマートのスーパーマンっぷりに辟易した。この辺は好みが分かれると思うが、小学生ぐらいの年で女をメロメロにするとかごめんマジでちょっとよくわからないです。まさにMMK(=「もててもてて困っちゃう」という死語)なのです。オシー先生も相当イカれてるよな。。。

     最後にわたしの気のせいだったら申し訳ないのだが、ヘンリーが「第一次世界大戦はきっともうすぐ終わる」とか言ってるセリフがあったと思うんだけど? なにそれ意味怖じゃん!?


    原題:A Star Called Henry

  • オシー先生が怖い。

  • 表紙に惹かれて読み始めたものの読む時期が合わなかったようで、始めは読むのが億劫でした。
    もっと時間に余裕のある時に読めたら良かったかと思いますが、ヘンリーの人生の一部を垣間見れて面白かったです。アイルランドにはこんな歴史があったのか…。

    「ぼくはヘンリー・スマートだ」
    主張しなければ消えてしまう個人、というものを感じました。

  • 映画「ザ・コミットメンツ」の原作者と言うわけで読んでみた。
    暗い暗い薄汚れたダブリンで生まれたヘンリー少年3部作のはじめです。
    IRAの殺し屋となった少年がズタボロになって生きる様。
    寝ずに読めます。

  • 25日初見。     

    ・所々に散りばめられた性とか、内戦とか、『零歳の詩人』と似てた。でもこっちの方が残虐じゃないし、精錬されてる気がした。あれはあれで殺伐としている感じが出てて良かったですけどね。     
    ・ページ的にはそれほどでもないけど、二段・・・! ハードカバーの二段は読みにくいのよね(nodon的に)。

  • 激動のアイルランドを生き抜いたヘンリー・スマートの三部作の第一部がこの作品。

    貧困や飢えが、当然だったアイルランドに生まれ自由を求めて生き抜いたヘンリー
    あまりにも過酷な人生に言葉を失います。

  • 20世紀初頭
    アイルランド共和国独立前夜の頃の話を
    ダブリンのスラムで
    生まれ育った少年ヘンリーを中心に描いた
    現代史系小説。

    アイルランドものは、概して映画も暗いが
    この作品も読みようによっては相当暗い。
    でも、どこか救いのあるような。
    それは逞しくもスラムを生き抜いてきた
    主人公の描き方にあるのかも。

    生まれた時から
    人並み以上に大きなヘンリーは
    殺人請負人を父に持った。
    アイルランド革命にあって
    また、彼も組織の中で
    暗殺者という名の殺人請負人になっていく。

    父もそうであったように
    殺しの道具は父の義足。
    一振りで敵対するイングランド兵や要人を殺す。

    登場人物では妻の存在も大きい。
    一回り年上で、元教師であるが
    革命において男勝りの過激な活動に没入していく。
    またそれが、組織の中で疎まれていくのだが…。


    360Pとそんなにページ数はないが
    活字が虫眼鏡が欲しくなるような
    細かな字で、かつ2段組というのがこたえる。

    この作品は3部作の第1部にあたり
    第2部は2004年本国で出版され
    第3部は只今執筆中らしい。

    次作が待ち遠しい。

  • 読破直後はガツンと一発殴られたような感じがしたのですが、時間が経てば経つ程この本の印象と内容が薄れてきてしまいました。
    この本にはあまり強い印象というのが無いように思えます。
    ただ、この本に書かれている事は紛れも無い事実です(実際にヘンリー・スマートという人がいたわけじゃないですけどね)。
    虐待などの描写がとても細かいので、内心ビクビクしながら読んでいました。

  • 未読

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