カミングアウト! (ヴィレッジブックスedge)

著者 :
  • ソニーマガジンズ
3.14
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本棚登録 : 35
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789727150

感想・レビュー・書評

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  • ■■■ネタバレ注意■■■

    最近しばしば目にする「ジュニア向け小説の書き手が一般文芸を書いた」一冊です。未読だけど、遠征王シリーズの人ですよね、高殿さんって。
    …と思うのですが、なぜか挿絵があるんですよね…。しかも、デザインっぽいイラスト(要は萌えない)で3枚だけ。これ、むしろ要らない気が…。ロリィタの格好が趣味の1主人公(本書は主人公が変わっていく連作短編集です)のイラストがあるのですが、全然ロリィタ勉強してないよね?…って出来だし。
    内容は、人には言えない秘密を抱えている主人公たちがそれをカミングアウトするか、しないのかを悩む…というもの。女子高生から中年オヤジ、初老婦人などが、各話で主人公になります。それぞれの話が意外な部分でリンクしていて、当の本人は悩んでいても、別の話の主人公にそれがプラスに働いたりします。
    ただまあ、ぶっちゃけ…ラノベっぽいのはイラストだけではないのかな、とも思ったり。
    主人公たちの悩みっぷりはどこかマンガちっくなんですよね。悩み事テンプレートに沿って悩んでいます私たち…という印象は最後まで拭えない。親が自分の趣味を理解してくれないとか、家族の中で自分の役割がわからなくなるとか…ある意味、誰もが通る道ではあるんだろうな。だからかも。
    あと、一番主人公らしい主人公…30歳を前にしてゴスロリ趣味のリョウコの口調が非常に汚いのも、ちょっとギョッとしたり。ロリィタと言えば、嶽本野ばらさん的「乙女」…ですます口調が基本だという偏見のせいなんですけど、うーむ、口が悪くて文句ばかり言っている年齢的には大人の女性(しかも私にはロリィタ趣味はない)を果たして好ましく思えるか、と言えば別の話で。

    とはいえ、ラノベらしく文章は非常に軽快で、読みやすく、あっという間に読めました。全員が気持ちいいまでにハッピーエンドなのも良いです。話としては、「骨が水になるとき」が一番面白かったですね。

  • ☆2007.7.25☆最初は短編集かと思った。1つ1つの話が中途半端に終わって、次の話にはまた別の人物が出てくる…でも、物語の後半ぐらいからようやく全てがつながる事に気づいた。一気に読めて、何も考えたくないときに読む本にはピッタリ!!リョウコのカミングアウトには笑った。

  • とっかかりがいまいちと思ったが、面白かった。短編集なのかと思ったら、それぞれ繋がっていて、最後にはすっとする。井原氏とリンゴちゃんの交流が良い感じ。ロリィタはわからんが、多分腐女子の方々には相通ずるものがあるかと。あと初恵さんも良いですな。定年迎える夫への復讐。

  • 気楽に一気に読める(笑)
    今、読まなきゃダメだよって感じ。
    ココで、こう繋がってるのかって読み進めて行くうちに…

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著者プロフィール

『トッカン -特別国税徴収官-』『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』『政略結婚』等の一般文芸、『銃姫』シリーズ、『カーリー』シリーズのライトノベル、『魔界王子 devils and realist』等の漫画原作、舞台『メサイア』の原作・シリーズ構成等々、多方面で活躍し、今一番注目の小説家。

「2018年 『インフェルノ(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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