春は裏切りの季節 (ヴィレッジブックス F ロ 3-12 イヴ&ローク 12)
- ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (2006年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (537ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789728492
感想・レビュー・書評
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ロークのアイルランド時代の旧友がニューヨークにやってきます。時を同じくして、ロークのホテルでは盛大なオークションが開かれつつあり、さらには地球規模で手配されている殺し屋も現れ、と盛りだくさんな内容ですが、それぞれの要素が上手くつながって物語を構成しています。
「犯人となる男が、親のお金で何不自由なく育ったガキで、自らのわがままのために罪を犯す」という動機のテンプレートが固定化してきた印象は否めませんが、それがあっても何回で読んでも楽しめるシリーズであることは間違いありません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容(「BOOK」データベースより)
さわやかな五月のニューヨーク。ロークが所有するホテルで、伝説的名女優のコレクションがオークションにかけられることになり、記念のパーティーが催された。イヴはロークとともにパーティーに出席していたが、その最中に事件が勃発した。ホテルのメイドが銀のワイヤーで絞殺されたのだ。直ちに捜査を開始したイヴは、犯人が雇われ殺し屋であることを突き止める。しかも、殺し屋を雇った黒幕の真のターゲットはロークかもしれなかった。が、やがてFBIが介入してきて、捜査の主導権をイヴから奪おうとする…。 -
【イヴ&ローク12作目】ロークの過去の大切な友達がまた一人居なくなってしまって、何ともいえない物悲しさがあった。それにしても何年も捕まらなかった殺し屋が失敗してあっさり自殺してしまうのには気が抜けた。今回はロークが辛い思いをたくさんした話だった。そしてピーボディとマクナブ!次作でどうなるやら…楽しみ!
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タイトルがタイトルだけに、一体誰が裏切るの??とドキドキしておりましたが。前回も前々回もどちらかというと静かに物語が展開しますが、今回はスピード感がありました。最後はどこか哀しくて、切なかったですが、非常におもしろかったです。
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2009年5月13日読了。
う〜〜〜ん、面白い。
シリーズも12巻目となると、登場人物一人ひとりに愛着沸くし、それぞれに成長してるのがわかるし。
ミステリーとしても、かなり面白い。
ちょっと殺人のシーンがえぐかったですが・・・。
今回は、プロの殺し屋相手でどうなる事かと思ったけど、ちゃんと解決。
ワクワクしました。 -
イヴ&ロークの12作目です。
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腕利きの殺し屋ヨーストがNYに出現。第一の被害者はロークが所有するホテルの客室係、第二の被害者はロークが所有する出版社の編集者と、いずれもロークの下で働いている人が殺されていく。ヨーストのターゲットはロークなのか?
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イヴはまたしても自分が主任捜査官を務める殺人事件とロークとの結婚生活との狭間で綱渡りをすることになります。しかし、イヴはロークと労わりあって支えあうことに対してずいぶん抵抗がなくなったようです。自分の会社で働いていたというだけで殺されてしまった被害者に対する責任感で押しつぶされそうになるロークを、イヴが支えるシーンが良かったです。
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今回の事件にはFBIも絡んでくるのですが、FBIがNYPSDの天敵として描かれています。FBI捜査官の一人ジャコビが、とんでもなく嫌なやつだったのですが、彼がなぜに捻くれているのかがあまりストーリーとは関係ない気がして、そこは残念でした。もうちょっとページがあればよかったかな。<br><br>
タイトルにある「裏切り」は、この人しかいないだろうと思ったらその通りの展開で、事件もイヴ対ヨーストの対決の見所なくあっさり解決してしまうのですが、登場人物の魅力がそれを十分補ってくれています。
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さて主人公カップルとはまた違った風に楽しませてくれるのは、ピーボディとマクナブです。マクナブの焼もちで二人は喧嘩別れしてしまいました。あらら。
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出版する時期を作中の季節と合わせているようですね。となると、次は夏ごろの出版でしょうか。楽しみです。 -
おなじみイブ&ロークの12作目です
なので、ちょっと中だるみな感じ・・・が正直な感想
そろそろ新しい展開が必要かも -
翻訳に腹がたつところがあまりなかった。