雇われた婚約者 (ヴィレッジブックス F ク 3-3)
- ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (2006年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789728690
感想・レビュー・書評
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婚約者がかけおちしても、そしらぬふりで賭け事をしていたという噂の冷血人間の伯爵に雇われて、婚約者のふりをすることになった元令嬢。彼は、実はある事件を調査していたのだが……。
アマンダ・クイックらしい、頭がいい天然のしっかりもののお嬢さんが楽しく読ませてくれます。最後まで面白かった。サスペンス部分も、いい効果を出していました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雇われ話し相手という職業が、昔のロンドンにあったことは知らなかったが、なかなか面白い展開だった。
26歳の女性は、この世界ではもう「行く遅れ」の仲間らしい。
主人公のエリノーラは、賭け事が好きな継父のおかけで、全財産を失うが、女優だった祖母のかばんに隠してあったわずかばかりの宝石とお金をもとに、なんとか雇われ話し相手の職に就く。
気の強い、そして、思ったことをはっきり言う彼女は、ほかの話し相手の女性たちとは一線を画していたようだ(良くも悪くも)。
そして、なかなか次の雇い主が決まらぬ中、偽の婚約者を探していたアーサーの目に留まり、うその婚約から本当の愛に変わっていく・・・といった内容。
謎解きもある程度楽しめて、アマンダの力を余すところなく発揮している作品と言える。 -
首飾りが~、を次に読んだので、展開(とくに恋愛)が! かぶる!
作家って如実に自分の男性の理想像とか趣味が出るよね……と思ってしまった。ロマンス作家に限らないとは思うけど、如実に。 おもしろいんだけど。 -
この手のロマンスは最近のお気に入り~
歴史的文化的背景の教養にもなったりして楽しい。
ロマンスもハッピーエンドでミステリーとしてもそこそこ楽しめました。 -
購入済み
内容(「BOOK」データベースより)
19世紀前半、26歳の美女エリノーラは、継父が投資に失敗したあげく急死したため、債権者に財産を奪われてしまった。やむなくロンドンで職探しを始めた彼女が出会ったのは、氷のような男と評される伯爵アーサー。彼が提案してきた仕事は意外なものだった。ある危険な目的のために周囲の目を欺きたいので、自分の婚約者になりすましてほしいというのだ。エリノーラは合意した。その時点では、ふたりともあくまで打算的なつもりでいた。しかし、ふたりの心の奥には、知らぬ間に愛が芽生えていた…。人気作家が描くヒストリカル・ロマンス巨編。
The Paid Companion by Amanda Quick -
婚約者を職業紹介所で雇う、というのは読んだことないパターン。
殺人事件なんか絡んでミステリ仕立て。錬金術も登場して、ちょっとアーケインソサエティ風。