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- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789730020
感想・レビュー・書評
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ミトコンドリアDNAを用いて母系祖先へ出会うための活動と、ヨーロッパにおける7人の母の生活を想像した文学が融合した一冊。
フィールドワークの楽しさと大変さ、科学界での激しい論争に揉まれながら、著者は母に一歩ずつ近づいていきます。
後半には文学的な想像の物語があり、彼女たちの過酷ですが普通の暮らしについて綴られています。
日本人の祖先についても扱われており、既に日本の女性らしい名前が与えられています。
我々に一番近い一族の母たちにも共通祖先があり、全てがアフリカ発祥であることが解明されています。
人種に関係なく繋がり、皆がホモサピエンスの親戚であることが科学的に証明されています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日々科学は進歩しているんだなぁと思わせられる。今の結局イヴの娘は世界中で何人いるのだ?それぞれの娘について書いてある章はどういう根拠があるのかがイマイチ分からなかった。
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ミトコンドリアの持つDNAは混ざらないから、祖先へと遡ることが容易。こうして現代人のミトコンドリアからその母系の祖先を探っていく。ヨーロッパでは7人の母に行き着き、更に世界的にも調査が進んでいる。
すごい話だ。なにより、自分もこの物語に参加しているところがすごい。間違いなく、あなたもその1人だ。日本人の母も9人に行き着くという。私の母は誰だろう?