イヴに捧げた殺人 イヴ&ローク〈14〉

  • ヴィレッジブックス
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (570ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789730679

感想・レビュー・書評

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  • 過去にイヴが逮捕して刑務所送りにした女が釈放され、自分を打ち負かしたイヴに復讐する、という動機はこれまでのシリーズでは描かれてこなかった展開で新鮮味があります。

    ピーボディの両親が登場したり、因縁の地であるダラスを訪れなければならなくなったりとイヴにとっては自信の過去と向き合うという辛い経験もしますが、ロークの支えと愛情を再確認することができたという点ではプラスの経験だったのかもしれません。

    犯人が明確で、その狙いや居場所を探るというスタイルですが、「犯人が誰かを突き止める」という推理の部分はイヴがピーボディに与えた「未解決事件を解決する」という課題でフォローされており、1冊で2パターンのミステリが楽しめる、という点ではお得な作品かも知れません。

  • 【イヴ&ローク14作目】イヴに一方的に恨みを抱いて復習したい女の事件。それにしても最後は簡単に捕まったかな~。ダラスに行って辛い体験を思い出してイヴとローク、二人にとって辛かっただろうな。

  • ネットでの出会いが招く誘惑と殺意の一夜…

    深夜のニューヨークで、若い女性が自分の住む高層マンションから落下した。調べによると、死因は違法ドラッグの過剰摂取。つまり、落下前に死亡していたことになる。誰かが彼女を落下させたのだ。彼女の部屋には、キャンドルの灯るテーブルでワインを飲んだ形跡があり、ベッドにはピンクの薔薇の花びらが敷きつめられていた。
    やがて、似通った事件が発生した。共通点はキャンドル、ワイン、薔薇、そしてドラッグ。しかも、捜査に乗りだしたイヴとロークを嘲笑うかのように、犯人たちはさらなる戦慄のゲームを仕掛けていく!

  • 2011年5月3日読了。

    シリーズ14作目。

    このシリーズは、ロマンス系といいながらしっかり骨太なミステリーになっているのが好きです。
    登場人物も個性的で面白いし。

    イヴの部下の毒舌のピーボディの両親が登場。
    今後も出てくるんだろうなぁ。
    今回は、昔イヴが逮捕したのに、釈放されてしまった連続殺人犯が戻ってくる話。
    めずらしく女の戦い全開でおもしろかった。

  • 購入済み

    あらすじ
    ニューヨークの自宅で誕生日パーティーを開いてもらっていた実業家が、手渡されたシャンペンを飲んだ直後に絶命した。シャンペンには毒物が含まれていた。やがて捜査線上に浮かび上がった容疑者は、驚いたことに、
    イヴがかつて夫毒殺しの容疑で逮捕し、シカゴの刑務所に送り込んだ女性ジュリアナだった。
    そのうち、ふたたび同種の毒殺事件が発生する。ジュリアナが最後に狙うのは、
    イヴの最愛の夫ロークの命だった・・・・・・。

    このシリーズも14作目。
    イヴとロークだけでなく
    登場人物の恋愛や結婚生活がクローズアップされて、
    イヴは大事な人が増えていく。
    ロークに心を許すこと、愛することが、ある意味練習のような形になって他の人たちにも
    愛や友情を伝えていけるようになってきているのを
    興味深く読む。

    ギャラハット(猫)も嫉妬したりして
    抜群の存在感になってます。

    イヴをライバル視して殺人を犯すジュリアも
    誰かを愛せたら
    違った人生歩けたでしょうに。

    楽しく読めました。

    ピーボディの両親が出てくるんですが
    父親のサムの苦悩がなんとなくわかっちゃうのがいや。
    見えちゃうのって
    やだよねぇ。

    でもイヴがダラスにいけたことも凄いなぁ。
    「勇気」ってこれを言うのだなと思う。
    嫌いな過去から逃げないで立ち向かうこと。
    天晴れです。

    Reunion in Death by J.D.Robb

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