- Amazon.co.jp ・本 (587ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789731805
感想・レビュー・書評
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ロークの過去が明らかになり、珍しく動揺を隠せずにイヴをも拒絶する姿は新鮮ですし、そんな中でロークに惜しみない愛情を見せるイヴの姿は感動的でもあります。
ただ、ちょっとトゥルーハートの負傷が続いている印象があり事件的には少し食傷気味です。犯人も悪意や欲望によってではなく、悲劇のあまり正気を失っての犯行ですので、事件が解決しても「スッキリ」という感じではありませんでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【イヴ&ローク16作目】何だか事件は解決したけど犯人を本当の意味で罰する事ができなくて少し気が抜けた感じかな。ただ、今回はロークの生い立ちについての新事実とそれに立ち向かうローク、そしてそれを支えるイヴの姿がとてもよかった。イヴとサマーセットの関係もロークという共通項を見いだせば案外うまくいってる。それにしても今回はクラックが悲しい目に合ったしまたしてもトゥルーハートが事件に巻き込まれた。
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あらすじ
イヴは、ニューヨークの路上のゴミ容器に押し込められた若く美しい女性の他殺体を発見した。それに先立ち、イヴの友人である著名レポーター、ナディーンのもとに被害者の生前および死後の写真が送りつけられていた。果たして犯人の意図は何か?イヴたちの捜査は難航する。そのうちに第二の殺人事件が発生し、ナディーンのもとにまたもや写真が送られてきた。一方、ロークは自分の生い立ちにまつわる意外な事実をある人物から知らされて動揺し、その結果、イヴとの関係に亀裂が生じてしまう…。
前作まではロークがイヴをリードして過去に向き合わせてきたけれど
今回はロークが自分の過去と向き合うためにイヴを傷つけてしまう。
でも人間関係がしっかり構築されてきているのがよくわかる作品でした。
サマーセットとの関係やメイヴィス、ナディーンなどとの登場人物とのやりとりも、ピーボーディーやフィーニーのイヴの接し方なんかがかなり最初の頃とは違っていてなるほどと思う。
トゥルーハートもほぼ準主役で確定かしら?
人は美しいものを美しいまま残そうとするのがほんのうなのかしら?
などと考えさせられた1冊。
Portrait in Death by J.D.Robb -
原本持ってても翻訳が出れば買っちゃうんだよね〜。あたしってオタク?