弔いのポ-トレ-ト (ヴィレッジブックス)

  • フリュー
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本棚登録 : 70
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (587ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789731805

感想・レビュー・書評

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  • ロークの過去が明らかになり、珍しく動揺を隠せずにイヴをも拒絶する姿は新鮮ですし、そんな中でロークに惜しみない愛情を見せるイヴの姿は感動的でもあります。

    ただ、ちょっとトゥルーハートの負傷が続いている印象があり事件的には少し食傷気味です。犯人も悪意や欲望によってではなく、悲劇のあまり正気を失っての犯行ですので、事件が解決しても「スッキリ」という感じではありませんでした。

  • 【イヴ&ローク16作目】何だか事件は解決したけど犯人を本当の意味で罰する事ができなくて少し気が抜けた感じかな。ただ、今回はロークの生い立ちについての新事実とそれに立ち向かうローク、そしてそれを支えるイヴの姿がとてもよかった。イヴとサマーセットの関係もロークという共通項を見いだせば案外うまくいってる。それにしても今回はクラックが悲しい目に合ったしまたしてもトゥルーハートが事件に巻き込まれた。

  • 2013年1月19日読了。

    シリーズ16冊目。
    すでに30冊近く出てるシリーズなので、かなり出遅れてますが…面白いです。

    ともかく登場人物がよい。
    主人公二人もかっこよくて素敵ですが、周りの人々も個性的で楽しいです。

    今回は、ロークの生立ちにかかわる物語も併走したので、かなり深みがあったかな。

  • イヴ&ロークシリーズ16


    今回はイカれたフォトグラファーです

    憎悪や、欲望に任せて殺人を犯すのではなく、ただ、自分と母親の世界だけを信じて…(勝手な解釈でkuromituは宗教的なもの、と感じてますが)ただその被害者たちを救ってあげようと殺人に及ぶわけです。

    悪意がない分なぜ自分が警察に連れてこられたかもわからない。
    そして自分が殺人罪で捕まった事すらも理解できない…
    精神疾患のあるフォトグラファー
    後味のすっきりしない終わり方でした。
    だけどこんな事件もある!と納得できるモノです。

    毎回殺人事件と、イヴとロークの夫婦生活のいざこざも折り曲げていくんですが、今回はロークのお母さんのお話でした。
    もー今回のロークにはイライラさせられっぱなし…
    最後にはそれみた事か!!と!!
    kuromituはイヴが好きなので、イヴ目線ですが~ロークの為に悩んで事件をほったらかしで迎えに行ってあげるイヴは優しい~

    今回も夫婦をあるべき道をひとつ突き進みました!!
    次作にも期待(*_* )

  • 購入済み

    あらすじ
    イヴは、ニューヨークの路上のゴミ容器に押し込められた若く美しい女性の他殺体を発見した。それに先立ち、イヴの友人である著名レポーター、ナディーンのもとに被害者の生前および死後の写真が送りつけられていた。果たして犯人の意図は何か?イヴたちの捜査は難航する。そのうちに第二の殺人事件が発生し、ナディーンのもとにまたもや写真が送られてきた。一方、ロークは自分の生い立ちにまつわる意外な事実をある人物から知らされて動揺し、その結果、イヴとの関係に亀裂が生じてしまう…。

    前作まではロークがイヴをリードして過去に向き合わせてきたけれど
    今回はロークが自分の過去と向き合うためにイヴを傷つけてしまう。
    でも人間関係がしっかり構築されてきているのがよくわかる作品でした。
    サマーセットとの関係やメイヴィス、ナディーンなどとの登場人物とのやりとりも、ピーボーディーやフィーニーのイヴの接し方なんかがかなり最初の頃とは違っていてなるほどと思う。
    トゥルーハートもほぼ準主役で確定かしら?

    人は美しいものを美しいまま残そうとするのがほんのうなのかしら?
    などと考えさせられた1冊。

    Portrait in Death by J.D.Robb

  • 原本持ってても翻訳が出れば買っちゃうんだよね〜。あたしってオタク?

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