思考少年 (2) (ソニー・マガジンズコミックス)
- ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (1997年12月6日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784789780667
感想・レビュー・書評
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物語を繋ぐ思考するリボンの少年は贖罪者。前巻より一層病み、恐怖は増していく中、小さな光が沢山散りばめてある。それもまた残酷だけれど。
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これもおもしろかった。読みきり形式で繋がっていくのがなんともたまらなくおもしろかった。禁断恋愛よりこっちの方が気持ち悪いかなー。
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見事。
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白黒のはずなのに、色が見えるから不思議。
ネコ担当の彼は今でも空を作っているのかな、と空を見上げる。
白い花を見るとぞっとする。
姉を亡くしたあのこは、今でもあの女の人に飼われているのかな。
青い石のついた指輪を待っているひとも、いるんだろうか。
蟻が自分の肌を這って行く感触を感じる。
爆音で通り去って行く爆撃機と、耳の中のやけに無音な世界。
夢から醒めるその一瞬に息を吸って、現実に安堵しながら、退屈する。
手から離れた黒い羽の行く末を案じながら、それでも生きていたことに感謝する。
本を閉じたときに、呼吸の仕方が変わっていそうな本です。 -
「ジェネシス」雲は機織り機で織る。
「ハウス」野良犬姉弟。結局どっちなんー?
「セレモニー」生き人形。死に人形?
「ペア」探偵の恋。コートを追う。
「グッド・モーニング」軍服や髪の長さや顔立ちといった、ルックスが一番好みな人がメイン。父親になれたかもしれなかった。
「思考少年」贖罪を決意した少年。走馬灯。総集編。
すごく個人的な価値観なのですが、後書きで「読んでくれてありがとう」と言わない作家が好きになれません。えらそうですいませんが生理的にダメ。