大地のランナー―自由へのマラソン (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)

制作 : James Riordan  原田 勝 
  • 鈴木出版
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本棚登録 : 33
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790232582

作品紹介・あらすじ

南アフリカ共和国でつづいていた人種差別に、武力ではなく、走ることで立ち向かおうとした一人の若者がいた。人としての誇りと尊厳をかけたレース。

感想・レビュー・書評

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  • 資料番号:020246757  
    請求記号:933/リ

  • [ 内容 ]
    南アフリカ共和国でつづいていた人種差別に、武力ではなく、走ることで立ち向かおうとした一人の若者がいた。
    人としての誇りと尊厳をかけたレース。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • アパルトヘイト政策がまだ残った時代の、南アフリカを舞台にした 一人のランナーの物語。(ノンフィクションにあらず!)

    黒人が持つ身分証の決まりに講義するデモ行進が行われた。平和的な抗議の行進だけだから・・・。サムの一家は、少し離れたところで見学していたが、警察の一方的でいきなりな発砲に巻き込まれ、多くの人が犠牲になり、サムの両親と妹は亡くなった。二人の兄のうち、ニッキーは片足を失った。
    無事だったルックスマート(もう一人の兄)とサムは、父の兄であるが、合ったこともない、地方に住むサバタおじさんの家にひきとられることとなった。16歳をすぎていたルックマートは金鉱山の事務の仕事を得て村を離れ、サムはおじ家族たちと自然の中ですごすこととなる。

    もともと足が速かったサム。サバタおじさんは、サムのランナーとしての才能を知り、アフリカが誇るランナー、アベベの話を教える。

    16歳になったサムはサバタおじさんの決めた相手と結婚し、金鉱へ働きにゆくことになった。働きながらもサムは走る練習を続け、マラソン大会に出るようになった。
    しかし、一緒に走ってきた親友も、兄たちも、テロリストの仲間になったり、警察に捕まったりした。
    黒人は劣っているわけではない。
    サムにできることは、マラソンでそれを証明することだった。

    1970〜90年代の南アフリカ共和国。実際にあった事件や出来事、ネルソン・マンデラの選挙なども描かれた。
    サムは架空の人物だが、南アフリカで黒人ランナーとしてはじめて金メダルを獲得したチュグワネ選手をモデルにしている。(1996年、アトランタ・オリンピック)

  • 南アフリカのアパルトヘイトについて触れられている。
    考えさせられる一冊。

    こういう世界に目を向けられる本は大事だよなー、知識云々だけでなく
    心の、気持ちの、部分に響いてくるものがある。それから始まる知りたいという気持ちは、無限に広がる気がするなぁー

  •  南アフリカ。「身分証はいらない!」抗議の声をあげた若者たちに、警官たちが発砲。被害は周囲にいた群衆にもおよび、サムの両親と妹もこの時の銃撃で亡くなる。サムと兄のルックスマートは、撃たれた足の手術をしたばかりのもう一人の兄ニッキーを残し、サバタおじさんのいるバンツー・ホームランドへ。サバタおじさんは、サムの長い距離を走る素質に気付き、マラソンやオリンピックの話を教えてくれた。
     アパルトヘイト。びっくりしたのが、ネルソン・マンデラさんが釈放され大統領になったのが1990年代と、それほど昔のことではないこと。サムのモデルは、ジョサイア・チュグワネというマラソン選手。オリンピックの金メダリストらしい。全く覚えてないなぁ…。

  • 主人公のサムは南アフリカの黒人です。幼い頃から走るのが得意でした。白人支配による理不尽な暴力と差別に対し、周囲の応援を得て走ることで立ち向かいます。なによりも彼の謙虚な姿勢に心打たれました。
    最後のオリンピックのマラソンのシーンは、サムのモデルであるチュグワネ選手のアトランタでの実際のレース展開をほぼ忠実に再現しているそうです。主人公がレース前にマティバ(ネルソン・マンデラ)のメッセージを心に刻む場面では自然に涙がでました。
    南アフリカの非白人が自由を勝ち取ったのは1994年。ほんの18年前まで軍事力にものをいわせた人種差別が行わてたきた事実を重く受け止め、改めて軍事力で人々の自由が脅かされるようなことがありませんようにと祈りました。

  • アパルトヘイトの南アフリカを舞台にした、あったかもしれないお話。
    主人公の少年は平和的なデモを見に行っただけで「暴動」鎮圧の名のもとに家族を殺される。
    そこからなんやかんやあって暴力ではなく走ることで差別と闘うという話っぽいんだけど、半分くらい(ランナーになる前)で読みやめた。

    ホームランドに追い出されてからの描写にどうもマスワラを思い出してしまう。
    これ書いたのイギリス人だしなーどのくらいリアルなのか怪しいもんだよなーと斜めに見てしまう。
    部外者が信仰を書くのは難しい。
    私もアフリカ人じゃないから真実かどうかなんてわからないんだけど。

    実際の出来事を切り貼りして作り上げた架空の話。
    にもかかわらずノンフィクションと誤解させるようなかえしのあらすじはどういうわけか。


    筆者は2012年の2月に亡くなったらしい。これが遺作。

  •  読まなくても良かった。南アフリカ。アパルトヘイト。物語は、悲劇的な
     展開で始まる。差別に抗い、ひた向きに走る姿に、勇気を貰う。でも。

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