こたえはひとつだけ (おはなしのくに)

  • 鈴木出版 (2013年11月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784790232810

作品紹介・あらすじ

ユミの家に家族が増えました。妹のモミが生まれ、ユミはおねえちゃんになったのです。お母さんもお父さんもモミのことに夢中です。寂しくなったユミは、赤ちゃんなんかいなければよかったのに…とつぶやきました。すると…?少女の葛藤を鮮やかに描いたファンタジーです。

感想・レビュー・書評

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  • 赤ちゃんが生まれてお姉ちゃんになった主人公。赤ちゃんにまわりがかかりきり。赤ちゃんなんていなくなればいい……とお兄ちゃんお姉ちゃんになった子は思ったことがあるのかも。

  • 登場人物:ユミ(女の子)
    テーマ:きょうだい
    朗読:

    赤ちゃんのモミが家に来てから、ユミは不満を抱えている。ある日「赤ちゃんなんか、いなければいいのに」とつぶやくと、「赤んぼとり製作所」を名乗る男がモミを木の上に連れ去ってしまう。取り戻しに言ったユミは番人に「どうして赤ん坊をとりもどしたいか」と質問をされる。「妹だから」と答えると、モミを返してくれた。

    幼年童話とジェンダーの講座で取り上げられていた。兄弟がいることに不満を持ち、最後で弟妹を受け入れる子どもは、女の子であることが多いとのこと。
    「赤んぼとり製作所」は不気味で、家庭で不要になった赤ちゃんを鳥に変えてしまう不穏には特徴があるが、展開は型どおり。

  • 全体を通しての内容はあまり好きではなかったけれど、お姉ちゃんの心の描写はぐっときました。
    私にも二人娘がいるので、長女のことを考えながら読みました。

  • お姉ちゃんになり妹の存在に嫉妬していましたが妹がさらわれ、鳥にされてしまいそうになることでお姉ちゃんとしての自覚が生まれていく様子に心打たれます。

  • 佐野洋子さんの挿絵のときよりも、ユミの年齢が大きくなっている感じの挿絵です。

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著者プロフィール

東京生まれ。「立原えりか作品集」(思潮社)、「いわさきちひろ名作絵本」シリーズ(講談社)など著書多数。

「2020年 『たぬきのいとぐるま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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