おじいちゃんのごくらくごくらく (ひまわりえほんシリーズ)

著者 :
  • 鈴木出版
4.13
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  • (31)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 353
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790251415

作品紹介・あらすじ

おじいちゃんはお風呂に入ると、いつも言います。「ごくらくごくらく」…この言葉は、いつしかおじいちゃんとゆうたをつなぐ合言葉となりました。

感想・レビュー・書評

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  • 肉親への愛と別れとを描いた、幼児絵本の秀作。
    ラストから二枚目の、お母さんに抱きついて泣いている場面では、ほとんどもらい泣きである。
    何度読み返してもそれは同じで、タイトルになっている「ごくらく」の意味が、読後しみじみと心に押し寄せてくる。

    男の子とおじいちゃんて、ちょっと特別な間柄。
    寛大で、一緒に遊んでくれて、色々なことを教えてくれて。
    この本に登場する「ゆうた」と、おじいちゃんもそう。
    前半は、どんなにおじいちゃんが好きか、どんなにふたりの絆が深いか、小さなエピソードを積み重ねてある。

    だが、中盤でおじいちゃんの表情が変わる。
    ゆうたと一緒にお風呂に入るときの「ごくらくごくらく」という満面の笑みはもう見られない。
    大人の読み手なら、辛いラストを予想してしまうところ。
    そして、その予想どおりの展開になっていく。

    おじいちゃんが亡くなったことを「ほとけさまのくにへ いってしまいました」と表現する、その優しさには涙・涙である。
    たくさん愛されたその思い出が、宝物となって今の自分を支え、守ってくれる。
    だからゆうたは「ごくらくごくらく」と言うと、悲しいだけでなく幸せな気持ちになれるのだ。
    別れは人生につきもので、いつだって辛く悲しいもの。
    だが絆が深い分だけ、たくさんのものを残してくれたことに後々気が付くのだ。
    それを、こんなふうに身をもって教えてくれるお年寄りは、本当に貴重な存在だ。
    後年、ゆうたは「ごくらく」という言葉の意味を知って、また更に幸せに生きて行くことだろう。そんな気がする。
    こんな合言葉がもっともっとたくさんあったら、世界中の子どもたちが豊かな気持ちになれるのかもしれない。

    この絵本を読んで、祖父母と同居している子は、もっとおじいちゃんと話したいなと思うだろうし、離れて暮らしている子は、おじいちゃんに会いたいなと思うのかもしれない。
    そうだといいなぁ。そうであってほしいなぁ。
    私も、読むたびに父を思い出し、そして泣いた。
    約8分。幼児から大人まで。

  • 1-2 2019/03/13

  • おじいちゃんっ子のゆうた。
    「ごくらく、ごくらく」、天国へ行ったおじいちゃんを忘れず口ずさんでね。

  • おじいちゃんの口癖はごくらくごくらく。
    ある日、ほんとにおじいちゃんは、極楽へと行ってしまった。

    哀しいお話なんだけど、長谷川義史さんの絵がまるで祈りを捧げているようで、温かく人間味に溢れていた。家族の大切さに触れられた気がする。

    極楽、極楽。

  • 4分

  • おじいちゃんの口ぐせ、「ごくらくごくらく」は孫とおじいちゃんをつなぐ合言葉。

  • あったかい絵本
    長谷川義史さんの絵がいつもながら……
    こんなに孫に思われておじいちゃんしあわせだなあ
    ゆうたくんも思い出いっぱいもらってしあわせだなあ
    幼い男の子に是非読んであげたいですね

    ≪ おじいちゃん ごくらくごくらく あいことば ≫

  • 4分。大好きなおじいちゃんが入院してほとけの国に行ってしまった。おじいちゃんの口癖のごくらくごくらくを口にして僕はあたたかい気持ちになっていく。低学年

  • 敬老の日にちなんで読み語りに使用。
    入り込みすぎると泣けてくるので注意。

  • 3歳3ヶ月の娘へ読み聞かせ

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著者プロフィール

奈良県生まれ。昭和女子大学名誉教授。児童文学評論、民話研究、創作と幅広く活躍。絵本に『おじいちゃんのごくらくごくらく』『まよなかのたんじょうかい』『ミツバチぎんのおくりもの』(以上、鈴木出版)、『お母さん、ひらけゴマ!』(ポプラ社)など多数。

「2019年 『マラソンじいさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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