ヘンリー・ブラウンの誕生日

  • 鈴木出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790251941

作品紹介・あらすじ

奴隷は、家具や家畜とおなじように、だれかの持ち物としてあつかわれ、主人が売ると決めたら、本人の気持ちなど関係なく売られてしまいます。家族が売られていくのを見ても、どうすることもできないのです。ヘンリーは、そんな奴隷のひとりでした。ヘンリー・ブラウンは、秘密の組織「地下鉄道」の助けをかり、自由への脱出を試みました。ヘンリーが立てた計画は、だれも思いつかなった方法でした。2008年コールデコット賞オナー賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 2009年コールデコット賞受賞作品

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    【講座「多文化・コミュニケーション保育演習」関連】

  • アメリカ南部の奴隷制度のあったころの実在した人物の話。
    奴隷から生まれた子どもは、親と同じ奴隷の人生を歩む。
    ヘンリー・ブラウンには誕生日がない。奴隷だからである。

    奴隷には生き方、身の置き場所、すべてを主に支配される。何一つ自由はない。

    好きな女性と出会い、主が違う者同士のため、お互いの主に了解を得て結婚するが、妻の主が金に困り、妻と子どもたちは突然、ヘンリーの了解なしに売られてしまい、離れ離れになる。

    ある日、ヘンリーは、奴隷制度に反対する地元の医師の協力を得て北部への脱出を試みる。

    見つかったら連れ戻されるのか、殺されるのか。
    生きるか死ぬか、自分の命を賭けての脱出。

    絵本ではあるが、壮絶な人生が伝わってくる。絵を通しても奴隷の暗黒の生活がじわじわと伝わってくる。
    子どもにも分かりやすく、奴隷制度について伝えることができると思う。

    『地下鉄道』というのがトンネルを通って‥ではなく、北部へ逃げる助けとして働く組織だということも、初めて知った。

  • 娘は5

  • 奴隷には誕生日はない、家族がある日突然売られていっても何も言えない…
    自由を手に入れるために勇気を出したヘンリーブラウンの実話

  • アメリカの黒人奴隷だった、ヘンリー・ブラウンの生い立ちと、自由を求めて、南部から北部に逃走するいきさつを描いた絵本。
    小学5年生の朝、読み聞かせしました。
    難しいテーマかな?と、思いましたが…
    ストーリー展開が明快なので、子ども達が引き込まれているようでした。

  • エレン レヴァイン (著), カディール ネルソン (イラスト), 千葉 茂樹 (翻訳)

  • ヘンリー・ブラウンの誕生日

  • 北部の州へ逃亡して自由になった黒人奴隷の話。

  • 実話を元にした絵本、1800年代、奴隷制度、奴隷に誕生日はない、家族だとしても引き離され売られる、主人の息子に売られて、結婚したけど妻も子供も売られる、地下鉄道という秘密組織に助けられ、箱に入って子包として奴隷を認める南部から北部へ船に乗って逃げる

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