さかさことばのえほん (ひまわりえほんシリーズ)

著者 :
  • 鈴木出版
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本棚登録 : 109
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790252054

感想・レビュー・書評

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  • 回文だね。版画ぽい絵が素朴でいいかな。短いものばかりだけど、長いのがちょっとあるといいがなあ。

  • 第57回産経児童出版文化賞・フジテレビ賞受賞という絵本です。
    こんなに面白いのに、レビューを書いているひとが少ないですね。
    もったいないなぁ。この本は、ただ面白いだけでなく発見がたくさんあります。
    何よりも、この挿絵をずうっと見ていたい。
    凝った絵が、それは楽しいのですよ。

    「回文」と呼ばれる逆さ言葉を、わたしたちのご先祖様は
    平安時代の頃から頭をひねって作り出していたことをご存じですか?
    わたしは知りませんでした、この本を読むまでは。
    日本人の、言葉に対する豊かな底力を、見せつけられたような気がします。

    表紙を見ると分かるように、ひっくり返しても同じように見える造りになっています。
    これが、どのページもそうなのです。
    挿絵を描かれた方の、大変なこだわりが見えてきます。
    どこかレトロ調の色合いといい、笑いを誘う絵が良い味を醸し出しています。
    「このこどこのこ」や「だんすがすんだ」は、まぁポピュラーですが、
    「てんぐのぐんて」や「るすになにする」は、その絵とともにずいぶん笑わせていただきました。
    さて、子供たち、喜んでくれるかなぁ。
    いちいちひっくり返しながら、楽しく読みましょう。

  • 色々上から読んでも、下から読んでも、同じ文章になるぶんがあって、面白いですよ!

  • Y
    三歳三か月

    K
    五歳七か月

  • てんぐのぐんて、最高(^o^)

  • ふしぎなおもしろいえほんでした。すこしゆうきのあるげんきなえほんだとおもいました。

  • 回文

  • 「さかさ言葉」に興味を持ったら、この絵本。自分ではなかなか思いつかない「さかさ言葉」に、すごい!と感心しまくりでした。文字の表記と挿絵が、さかさにしても見られるようになっていて面白い。
    (読んだ時期:5歳1ヵ月)

  • しりとりを理解出来てきたので、再度回文系の本を読ませようと思って借りてきた一冊。

    「どうぶつさかさまなあに」に続けて読んだせいか、恐らく回文(上から読んでも下から読んでも同じ言葉)ということを理解できたと思う。「いるかはかるい」などは、上記の「どうぶつさかさまなあに」で"いるか"が出てきたこともあって、続けて読んだとっつきやすさ効果が多少あったかも。

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著者プロフィール

1958年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学専攻卒業、早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、大阪教育大学教育学部教授。
著書に『中世歌謡の文学的研究』(笠間書院)、『「隆達節歌謡」の基礎的研究』(笠間書院)、『ことば遊びの文学史』(新典社)、『近世歌謡の諸相と環境』(笠間書院)、『歌謡文学を学ぶ人のために』(世界思想社)、『絵の語る歌謡史』(和泉書院)、『和歌のしらべ』(ドゥー)、『ことば遊びの世界』(新典社)、『子ども歌を学ぶ人のために』(世界思想社)、『韻文文学と芸能の往還』(和泉書院)、『ことば遊びへの招待』(新典社)、『さかさことばのえほん』(鈴木出版)、『ことばと文字の遊園地』(新典社)、『戦国時代の流行歌高三隆達の世界』(中央公論新社)、『古典の叡智―老いを愉しむ』(新典社)などがある。

「2019年 『室町小歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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