ちいさいフクロウとクリスマスツリー ほんとうにあったおはなし (翻訳絵本シリーズ)

  • 鈴木出版 (2022年10月24日発売)
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本 ・本 (31ページ) / ISBN・EAN: 9784790254355

作品紹介・あらすじ

小さいフクロウがたった一羽で大きな木にすんでいました。ある日、大きな木が切り倒され、フクロウは木の穴に入ったままニューヨークのど真ん中に運ばれてしまいました。フクロウは無事に森に帰ることができるのでしょうか。
2020年、ニューヨークのロックフェラー・センターのクリスマスツリーで発見されたアメリカキンメフクロウ。小さな命が試練にたえ、回復していく姿はニュースになり、世界中の多くの人々の心をつかみました。人間の伐採により、小さいフクロウはすみかを奪われ、そればかりでなく、大都会に運ばれ4日間も飲まず食わずで弱ってしまいましたが、一人の作業員のやさしい行動により、森の暮らしに帰ることができました。本当にあったことを描く名手ウィンター親子は、このニュースに感動して本作を共に作り上げました。心が温まるクリスマス絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 大都会ニューヨークのロックフェラー・センターの巨大クリスマスツリーに、何も知らずに森から運ばれちゃった小さなフクロウが! フクロウ自身にとっては「ここはどこ?わたしはだれ?」状態だったに違いありません。やさしい人に注意深く手厚いお世話を受けられてよかったですね。故郷から離されてしまったけれど、保護センターの近所で適応できているといいのですが。
    それにしても、キンメフクロウって可愛いなぁ。

  • 今年もNYロックフェラーセンター前のクリスマスツリーがやってきます。

    ”ロックフェラーのクリスマスツリーに小さなフクロウがいた!”数年前のローカルニュースにありました。遠くNY郊外から選ばれたツリーと一緒に静かに暮らしていたフクロウ、知らないうちに運ばれて、目が覚めたら大都会の真ん中だったんですね。これもNYクリスマスのミラクル。絵本になっていたんですね。

    点灯式は11月30日。見に行こうかな?

  • 毎年、ニューヨークのロックフェラーセンターの前にはその年、アメリカ中を探して選ばれた木が飾られるのは有名な話ですが、2020年は、そのツリーを設置していたところ、小さなうろのなかに生きた小さなフクロウがいるのが発見されたのです。
    自分が眠っているあいだに切られ、運ばれ、なにかなんだかわからずに何日も飲まず食わずで怯えていたフクロウは大人しく保護され、ロックフェラーと名づけられ、有名になりました。

    この話は日本でも報道されましたっけ?

    フクロウは一週間ほどして元気になったので森へ返されたそうですが、今年の12月に、読んでやるのにいいですから、クリスマスの話だけど5月の注文のときに買っといてね。

    2023/01/17 更新

  • 森にしずかにすんでいた、小さなアメリカキンメフクロウ。ある日、目をさますとすんでいた木がきりたおされて、フクロウといっしょにそのままどこかに運ばれていきました……。

    ほんの2年前に実際に起きたことで、あまり擬人化や脚色を加えてないシンプルなお話。ジャネット・ウィンターの絵は味があって、だけどフクロウがかわいくていいな。自然に戻れてよかったけど、故郷からはなれてしまってかわいそうだ。

  • 大きな木に住んでいたちいさなフクロウ
    ある日大きな木が切り倒されびっくりした小さなフクロウは穴の中で縮こまってしまいます
    ニューヨークまで木と一緒に運ばれた小さなフクロウは人間に見つけられて…

    〇ちんまりしたびっくり眼のフクロウが愛らしい
    〇こんどは安心して暮らしていますように
    〇アメリカで実際にあったお話

  • 可愛いイラスト。
    これからの時期にぴったりだと
    思い読んでみたけど。
    あぁ、これが実際にあった話だったとは…。

    フクロウの住んでいた木が、
    ツリーとして使われるために伐採されて、
    フクロウと共に運ばれて行ったなんて…。

    たまたま良い人に保護してもらい、
    保護センターまで運ばれて、
    手厚く看病をしてもらい、
    近くの森に帰れたから良いけど…
    元いたところには帰れずで…
    それはそれで可哀想だな…と。

    でも、いまも元気に過ごしていて
    くれたらそれでいい。
    優しさに溢れる世界であってほしい。

  • NYロックフェラーセンターにクリスマスツリーとして飾られるために伐採された木にアメリカキンメフクロウが住んでいて300㌔も離れた森から連れ去られてしまった実話絵本。言ってみれば『アメリカキンメフクロウ誘拐連れ去り事件簿』読後、題はこのほうが良いのではないかと、、。そのフクロウが、野生に帰されたとはいえ、元いた場所ではないので、無事でいるのか心配だし可哀想。ちゃんと調査してから伐採するべきじゃないですかね。もう二度と同じ過ちが起きない事を、祈るばかり。絵は可愛い絵本でしたが、絵本をみた子はどう思うのかな、、

  • 6歳1か月
    これくらい文字があるものの方が楽しい様子。
    次男に付き合わせて絵本ばかりで申し訳ない。

    4歳0か月
    文字は多いけど興味津々で聞いてる。

  • 原題THE LITTLE OWL & THE BIG TREE
    A CHRISTMAS STORY
    by Jonah Winter
    illustrated by Jeanette Winter 2021
    福本友美子 訳 2022

    ほんとうにあったはなし
    2020年11月12日、ニューヨーク州オニオンタでら23メートルのトウヒの木が切り倒され、その大木の中に、アメリカキンメフクロウの成鳥がいた
    アメリカキンメフクロウは最も小さいフクロウ
    トウヒはロックフェラーセンターのクリスマスツリーとして飾られ、発見されたフクロウはレイブンズビアード・ワイルドライフ・センターで保護された。その後、自然の森へ帰った



    5分

  • この本の一番のお気に入りのポイントは、素敵な絵だと思う。

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著者プロフィール

ジョナ・ウィンター
アメリカの児童書の著作者。伝記を中心に30冊以上の児童書を手掛け、多くの受賞作がある。アメリカ、ペンシルヴァニア州の小さな街で暮らしている。母は、著名な伝記作家、詩人、イラストレーターであるジャネット・ウィンター。日本で紹介されている本に『ちいさいフクロウとクリスマスツリー』(鈴木出版/2022年)、『この計画はひみつです』(鈴木出版/2018年)、『大統領を動かした女性 ルース・キンズバーグ – 男女差別とたたかう最高裁判事』(汐文社/2018年)などがある。

「2022年 『じじつは じじつ、ほんとうの ことだよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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