子どもが伸びる関わりことば26: 発達が気になる子へのことばかけ

著者 :
  • 鈴木出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790271901

感想・レビュー・書評

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  • 目次だけでもひとつひとつのことばの裏に
    大切な要素があることが分かります。

    関わりことば1 「そっと」 行動をコントロールする力をたかめることば
    関わりことば2「大事、大切」 人や物への理解を深めることば
    関わりことば3 「だめ」 自分で判断できるようにすることば
    関わりことば4 「できた」 区切りを教え、評価を伝えることば
    関わりことば5 「大丈夫」 気持ちを落ち着かせてくれることば
    関わりことば6 「~やって、~して」 聞く力・理解する力を高めることば
    関わりことば7 「いっしょに」 人への関心を持たせ、社会性を育てることば
    関わりことば8 「~したら、○○ね」 相手の考えを受け入れるたまのことば
    関わりことば9 「はんぶんこ」 相手との思いやりをうながすことば
    関わりことば10 「あげる もらう」 相手との関わりを考えさせることば
    関わりことば11 「貸して」 《所有》について理解させることば
    関わりことば12 「~の仕事」 《物事の決定権》を教えてくれることば
    関わりことば13 「大きくなったね」 自分への見方を肯定的にすることば
    関わりことば14 「楽しかったね」 自分の気持ちを表現することば
    関わりことば15 「残念、仕方がない」 気持ちをコントロールする力をつけることば
    関わりことば16 「だって」 考えをまとめ、相手の理解をうながすことば
    関わりことば17 「さみしい」 人と関わりたい気持ちを強めることば
    関わりことば18 「怖い顔をしない」 ほかの人の感じ方を教えてくれることば
    関わりことば19 「好き」 《自分という存在》に気づかせることば
    関わりことば20 「名前」 人への意識を確かなものにすることば
    関わりことば21 「おはようございます」 仲間への配慮を表すことば
    関わりことば22 「順番」 仲間集団を意識させることば
    関わりことば23 「わざとじゃない」 人の内面に気づかせることば
    関わりことば24 「上手」 必ずできるという自信を持たせることば
    関わりことば25 「さよなら」 未来のことを想像させることば
    関わりことば26 「ありがとう」 感謝の気持ちを教えることば

  • 子どもが社会性を育むために関わりことばを使うことで、物事への新しい見方を子どもに教えてくれたり、理解を深めたり、関心や意欲を高めたりすることにも繋がる。

    具体的には
    そっと/大事、大切/だめ/できた/大丈夫/〜やって、して/いっしょに/〜したら、…ね/はんぶんこ/あげるーもらう/貸して/〜の仕事/大きくなったね/楽しかったね/残念、仕方がない/だって/さみしい/怖い顔をしない/好き/名前/おはようございます/順番/わざとじゃない/上手/さようなら/ありがとう

  • 一度よんでおくとよいかも。

  • 「はじめに」に書かれている、発達の目的は以下の2つである。
     1.自己形成: 世界への認識を深め、自分なりに考え判断できるようになること。
     2.社会化: 自分なりに行った判断を、まわりに受け入れてもらえる形で表現できるようになること。

    ともすれば、人の気持ちがわからない、自分のことしか考えていないように思える子どもは、
    年齢に合った「自己形成」と「社会化」が進んでいない(=「社会性が幼い」)ということである。

    「身辺自律」自分の身の回りのことが自分でできること。

    ■コラム「宿題」(p.87)
    宿題は、大人と子どもの間の「約束」である。
    「約束を守ることの大切さ」を、宿題を通して学ばせる。

    ■叱ること・たしなめること
    子どもの非について叱り、注意する。それでも自分が悪いことを認めないとき、「誰もあそんでくれなくなるよ、さみしくなるよ」(p.112)

    いらついて怒った態度が顔やことばに表れたとき「そんな怖い顔をしない」「怒った声で言わない」(p.118)

  • タイトル通り、子供に声かけを心掛けたい言葉集です。
    著者の長年の経験から導きだした言葉が詰まっています。

  • <div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4790271900/skysroom-22" target="_blank">子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ</a></div><div class="booklog-pub">湯汲 英史 / 鈴木出版(2006/02)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/0.gif"><br></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4790271900/skysroom-22" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/asin/4790271900/via=skychan" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div>

  • 注意欠陥多動性障害の専門家による著書。子育ての参考にもなると思います。図書館予約数は1(06/03/27現在)です。

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著者プロフィール

1953年、福岡県に生まれる。早稲田大学第一文学部心理学専修卒業。言語聴覚士、社会福祉士、精神保健福祉士。心身障害児通所訓練施設「さざんかの会」事務局長を経て、現在は(社)発達協会常務理事。早稲田大学教育・総合科学学術院客員教授。著書には、『発達につまずきがある子どもの子そだて』『子どもと変える子どもが変わる 関わりことば』(明石書店)、『感情をうまく伝えられない子への切りかえことば22』(すずき出版)、『なぜ伝わらないのか、どうしたら伝わるのか』(大揚社)などがある。

「2010年 『ことばの力を伸ばす考え方・教え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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