永田和宏歌集 (現代短歌文庫 9)

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  • 砂子屋書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790408406

感想・レビュー・書評

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  •  初期の4つの歌集が全録抄録の差はあれどまとめられていて、コンパクトに収まるなら手元に置きたいと購入。
    「乳鉢のやさしき窪みに磨られいる硫酸銅や菫や血など」を読んで、後の「饗庭」収録「乳鉢や天秤のありし頃のとろりとやわらかき夕日をさがす」のとろりと赤い印象を思い出した。研究内容が変わったのか人を使う立場になったのか、年を経たことによる変化が、ぐぐっとくる。
    「黄金分割」の「珪砂にてレンズ磨かるる美しき消費の果てに光は撓む」が好き。レンズはガラスだといい。主成分を同じくする珪砂でより多く不純物を含むガラスを磨くことを美しき消費と描写する突き放したかんじがたまらない。

  • 凸凹の微妙なる差に従いて撒かれし水はしばし地を這う

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プロフィール

昭和22年滋賀県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。京都大学教授。在学中に高安国世に出会い、「塔」入会、現在代表。若山牧水賞、読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、迢空賞などを受賞。朝日新聞歌壇選者。

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