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- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790414049
感想・レビュー・書評
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短歌ビギナーです。同時に購入した穂村弘、笹井宏之、永井裕、俵万智氏の歌集の中で最も好みでした。
個人的に、短歌は「日常生活で触れるありものを言葉で彩っていく」ものだと考えています。
なので、ポップで音の組み合わせを楽しむタイプの歌集は"どういう意味だ‥??"と変に考えてしまい、没入できませんでした。
その点、吉川宏志氏の歌集は自分の見たものをベースに、単眼レンズで覗き込んでいるような緻密な描写がされていたり、かと思えば逸脱な比喩でふっと微笑んでしまったり、歌人の目を借りているような気分になれました。類似した観点で俵万智の歌も好きでした。
わたしのような、現実・実体験を基とした短歌が好きな人にはおすすめです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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