マルチスポーツを科学する 世界基準で子どもの探究心を鍛えよう

  • 青娥書房 (2023年4月20日発売)
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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784790603962

作品紹介・あらすじ

近年、日本のスポーツをめぐる社会問題が目立つようになってきた。「ブラック部活」は部活動における長時間練習、指導者による体罰、部活内のいじめ等を指し、こういった問題は周知のとおり後を絶たない。その原因の一つに「部活1競技主義」がある。中学校で部活に入ったら卒業するまでその競技を続けるのが日本流だが、海外では「部活動のシーズン制(年間を通して季節ごとに複数のスポーツをする)」がスタンダードだ。これがマルチスポーツで、簡単にいえば「多種目のスポーツをする」ことである。  
海外ではマルチスポーツを政策的に導入している国々が多く存在し、その中にも課題はあり、現在も研究が続けられている。
本書は他国のスポーツにおけるグローバルスタンダードを紹介し、諸外国の取り組みをそのままコピー&ペーストするのではなく、そのメリットや課題を探究することで部活動を含めた日本スポーツ界全体の未来予想図を議論するための教材としてわかりやすく解説する。新しく導入された探究学習のテキストとしても最適の一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 世界基準で子どもの探究心を鍛えよう!というサブタイトルの通り、世界と日本のシステムの違い、常識の違いをスポーツを通して書いてある。
    色んな例があり、非常にわかりやすかった。
    そして何より当たり前だと思ってたことが、世界から見てみると異なっていることが多くあり、驚きと常識が単一化になっている怖さを知れた。
    実際にお子様と関わりが多い指導者、親御さん、に是非見てほしい本です。

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著者プロフィール

帝京大学経済学部経営学科准教授/博士(スポーツ科学)。1979年生まれ。東京都府中市出身。ニュージーランド・クライストチャーチの現地高校を卒業し、2000年に立命館アジア太平洋大学へ入学。2004年、三洋電機株式会社入社。本社ブランド戦略ユニットに配属され、自社のトップスボーツ協賛イベント(プロ野球サンヨーオールスターゲーム)や実業団チーム(ラグビーとバドミントン)の宣伝広報業務に従事。その後、Jリーグ・ヴィッセル神戸で営業、広報を担当。2009年に経営学修士号(立命館大学)を取得。2010年より博報堂にてプロサッカービジネスに関わる。2017年に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士課程を修了、博士号を取得。その他、英語で教える運動塾「spoglish GYM」を運営する株式会社second placeのグローバルスポーツ教育アドバイザー、2019年より明治大学で兼任講師として「スポーツ実技」「基礎運動実習」も指導。2021年には東京2020五輪大会組織委員会広報局プレスオペレーション部東京スタジアム(サッカー、ラグビー、近代五種を担当)ベニューメディアマネージャーを務めた。

「2023年 『マルチスポーツを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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