メイキング文化人類学

制作 : 太田 好信  浜本 満 
  • 世界思想社
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本棚登録 : 37
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790711025

作品紹介・あらすじ

舞台裏の人類学者たち。理論はいつも、フィールドでぶつかる問題から生まれてくる。知の立ち上がってくる瞬間をとらえなおそう。文化人類学への熱い招待状。

感想・レビュー・書評

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  • 編著者:太田好信 |浜本 満
    装丁:上野かおる

    【書誌情報】
    1,900円+税
    出版年月日:2005/03/20
    9784790711025
    4-6 324ページ 在庫あり
    http://sekaishisosha.jp/smp/book/b354284.html

    【簡易目次】
    目次 [i-vii]

    序章 文化人類学への誘い、ふたたび[太田好信] 001
    1 文化人類学をリレーする、文化実践を媒介する 002
    2 文化人類学者のアイデンティティ――現地調査と民族誌を再考する 005
    3 文化人類学者たちの経歴 007
    4 公的価値という陥穽 009
    5 現状への否定と肯定 011
    引用・参照文献 013

    第1章 ファーストコンタクト再演―― 博物学と人類学の間[浜本 満] 015
    1 ダーウィンの十九世紀 015
    2 博物学の歴史――フィールドワークの地位の確立まで 019
    3 博物学のフィールドワークと人類学のフィールドワーク 027
    4 人類学の遠さ 035
    引用・参照文献 036

    第2章 媒介としての文化―― ボアズと文化相対主義[太田好信] 039
    1 なぜ、いまフランツ・ボアズなのか 039
    2 ボアズの出自とフィールド調査経験 045
    3 文化相対主義の第二の側面 053
    4 移民としての人類学者 058
    引用・参照文献 063

    第3章 村のなかのテント ――マリノフスキーと機能主義[浜本 満] 067
    1 マリノフスキー日記 067
    2 重点的研究としてのフィールドワーク 069
    3 現地での社会理解 071
    4 日記におけるフィールドワーク 073
    5 理想化されたフィールドワーク 077
    6 対照 081
    7 「重点研究」の夢と現実 083
    8 機能主義 085 
    引用・参照文献 088

    第4章 見晴らしのよい場所――グリオールとドゴン研究[浜本 満] 091
    1 『水の神』 091
    2 研究対象としての全体性 092
    3 事実へのアクセス 094
    4 観察者の視点と現地人の視点 097
    5 社会的事実の視点依存性 099
    6 グリオールのフィールドワーク 101
    7 オゴテメリとの対話をどう位置づけるか 102
    8 対話者の資格と物語的枠組み 105
    9 特権的な観望点を求めて 109
    引用・参照文献 111

    第5章 民族誌のメイキングとリメイキング―― ミードがサモアで見いだしたものの行方[池田光穂] 113
    1 民族誌を書く 113
    2 マーガレット・ミードとその時代 115
    3 『サモアの思春期』とその意義 118
    4 民族誌の効用 122
    5 フリーマンによる「検証」 124
    6 社会の中の民族誌 128
    7 民族誌という書物の未来 130
    引用・参照文献 134

    第6章 未完のフィールドワーク―― ベネディクトと『菊と刀』[慶田勝彦] 137
    1 呼びかける『菊と刀』 137
    2 ベネディクトとフィールドワーク 141
    3 差異とパターン 145
    4 フィールドワークの二つの系譜 150
    5 オリエンタリズムの罠、そして未完のフィールドワーク 153
    引用・参照文献 158

    第7章 私の野蛮人――レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』調査[古谷嘉章] 161
    1 奇妙な人類学者 161
    2 悲しき熱帯――ひとつの起源神話 162
    3 私の野蛮人――フィールドワークへの惜別 167
    4 言語と女性――無意識の構造 171
    5 野生の思考――自然種を使う具体の科学 176
    6 文化と歴史――適度な隔たり・多様性・エントロピー 181
    7 レヴィ=ストロースの人類学――神話あるいは仮想現実 183
    引用・参照文献 185

    第8章 民族誌を再演する――ターナーとパフォーマンス[慶田勝彦] 189
    1 ブッシュの端で 189
    2 社会劇――説明と演技 192
    3 民族誌を演じる、あるいはフィールドワークの再演 196
    4 マンチェスター学派――グラックマンとターナー 198
    5 儀礼・象徴研究とその限界 201
    6 連鎖する模倣としての民族誌再演 207
    引用・参照文献 211

    第9章 文化への焦点化―― ギアツの解釈人類学[清水 展] 215
    1 意味世界の探究 215
    2 幸運な巡り合わせ 217
    3 フィールドワークと研究 220
    4 テクストとしての文化 226
    5 文化の内在性·多様性・相対主義 233
    引用・参照文献 236

    第10章 首狩の理解から自己の解放へ――ロザルド夫妻とイロンゴットの交感[清水 展] 237
    1 自己変革の旅 237
    2 イロンゴットへの旅 238
    3 首狩の意味世界 241
    4 位置づけられた自己の自覚から解放の闘いへ 248
    5 境界域の文化 253
    6 持続する志 250
    引用・参照文献 259

    第11章 いま、フィールドで何が起きているか――フィールド調査と民族誌についてのいくつかの疑問[太田好信] 261
    1  人類学者のアイデンティティ――人類学者は「民族誌を行う」 261
    2 「書くことのレッスン」――レヴィ=ストロースとデリダ 263
    3 J・ファビアンとJ・クリフォード 267
    4 社会過程として民族誌を書く 275
    5 転写としての民族誌、あるいは語りつがれる物語 279
    引用・参照文献 284

    ブックガイド [287-295]

    あとがき(二〇〇五年一月 浜本満) [297-300]
    執筆者紹介 [301-302]
    図版出典 [303]
    事項索引 [304-309]
    人名索引 [310-314]

  • 人類学基礎講義の参考文献に必ず上がるのがよくわかる。要再読

  • 有名どころの人類学者の人となりが分かって面白い。買って5年ほど放置してた本だけど、今年3月に読んだらすごくいい本だった。愛を感じるね。

  • 文化人類学を学ぶ教科書として最適です。

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