グローバリゼーションと文化変容―音楽、ファッション、労働からみる世界 (SEKAISHISO SEMINAR)

著者 :
制作 : 遠藤 薫 
  • 世界思想社
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本棚登録 : 36
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790712374

作品紹介・あらすじ

コンビニ、ジーンズ、ラップ、ロック、バイク、ヤンキー、オタク…"自明の日常"として見過ごされるポピュラーな文化に着目し、そこに潜むグローバリゼーション/ローカリゼーションの運動を新たな概念・モデルによって読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • とてもおもしろかった。僕の修士の研究と近い研究もあったが、若干視点が違って良かった。文化がいかにナショナリズムと、グローバリゼーションやローカリゼーションと対峙し、拮抗し、今の日本を作り上げているか、という問題を、8本の論文とともにまとめられた1冊。日本文化のアメリカ化は防ぎようもない事実だが、それといかに付き合っていくかという視点の参考にもなると思う。

  • [ 内容 ]
    コンビニ、ジーンズ、ラップ、ロック、バイク、ヤンキー、オタク…“自明の日常”として見過ごされるポピュラーな文化に着目し、そこに潜むグローバリゼーション/ローカリゼーションの運動を新たな概念・モデルによって読み解く。

    [ 目次 ]
    序章 現代文化におけるグローバリゼーション/ローカリゼーションのねじれ―現実と理論
    第1章 愛国心とノスタルジア―グローバリゼーションにおける正当性の重層コンフリクト
    第2章 “ジーンズ”の帝国―ファッションのグローバリゼーション
    第3章 “趣味”と履歴書―グローバリゼーション社会の“階層”文化
    第4章 日本におけるラップ音楽市場の自律化―ローカライズド文化からローカル文化へ
    第5章 音楽イベントに現れた日韓ナショナリズムの相克―開発主義と文化実践をめぐる重層コンフリクト
    第6章 バイク便ライダーたちの「東京」―仕事を契機にしたバイク文化のローカリゼーション
    第7章 被差別部落の酒屋がコンビニに変わるまで―グローバリゼーションと地域小売業の変容
    第8章 茨城県A市における「フィフティーズ・ファッション」の消費と変容―サブカルチャー的スタイルのローカル化/ローカライズド化

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • (「BOOK」データベースより)
    コンビニ、ジーンズ、ラップ、ロック、バイク、ヤンキー、オタク…“自明の日常”として見過ごされるポピュラーな文化に着目し、そこに潜むグローバリゼーション/ローカリゼーションの運動を新たな概念・モデルによって読み解く。

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著者プロフィール

学習院大学名誉教授

「2023年 『災禍の時代の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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