母語教育という思想 国語科解体/再構築に向けて (世界思想ゼミナール)

  • 世界思想社 (2008年6月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784790713395

感想・レビュー・書評

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  • 広島大学の難波先生の著作である。国語科で文学を取り上げることを批判し、センター試験からも小説・古文・漢文を除くことを主張する。国語科とは何を教える教科なのか、様々に考える結果、国語科のスクラップ&ビルドに行き着いた感じだ。
    その考えに賛同するわけではないが、傾聴すべきではある。文学偏重の実態はまだまだ強固に残っている。これからの国語科の姿を考えていくべきだろう。
    国語科の目標が、学習者のメタ認知を変容させることだ、と断言しているのは違和感を感じた。そればかりではないのでは?もっと言語面での方向があってしかるべきではないか。
    いろいろ考えながら読むことのできた本であった。

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著者プロフィール

1958年生まれ。広島大学大学院人間社会科学研究科教授。主な著書に『母語教育という思想』(世界思想社、2008年)、『ナンバ先生のやさしくわかる論理の授業』(明治図書、2018年)、『文学授業のカンドコロ 迷える国語教師たちの物語』(共著、文学通信、2022年)などがある。

「2024年 『デジタル時代の児童の読解力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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