- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790714118
作品紹介・あらすじ
見えない世界をみる!中途失明した著者が、見えない人生のなかで気づいた豊かな触生活(旅行・点字・花見・武道)。さわって「みる」楽しさを紹介し、読者を触文化の旅へと誘う。
感想・レビュー・書評
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私の大学の大先輩でもあり、大学時代は点訳サークル関係でいろいろとお世話になり、最近だと、4しょく会でお世話になっている広瀬浩二郎さんの著書です。
読みやすくて、面白いですよ。 -
全盲者が考えた「さわる文化」。見えないから出来ないのではなく見えないから出来ること。按摩、鍼、灸は昔は目が見えない人の代表的な職業であった。それは見えなくても出来る、ではなくて見えないからこそ出来る技術だったからなのかもしれない。柔術においても欠かせない「触る」という感覚を違う角度から考える材料となる一冊でした。
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作者は、全盲屋さんとして明るく生活していることが伝わってきた。
私は目の見えない人が周りにいないので、目が見えない生活がどんなものだか見当がつかない。目の見えない人が大学入試を拒まれてきたのには、健常者よりも障害者は劣っているという固定観念が大きな要因としてあったが、目が見えない人ってよく分からない、という気持ちがその根底にあったんじゃないだろうかとふと思った。
”なんだかよく分からなくて何となくこわいから、あまりかかわらないでおきたい”という気持ちは、反射的に、無意識に感じるもので、それを感じることはいけないことではないが、その気持ちを引きとめて咀嚼し、なぜそう思ったか考えられるようにしなければならないと思った。
それは、バリアフリーを考える際に重要なんじゃないかと思った。 -
「触覚でみる手学問のすすめ」という内容です。仏教書ではないですが、「感受」について考えるのに参考になると思います。
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国立民俗学博物館の全盲の文化人類学者広瀬先生の「座頭市流フィールドワーク」から見えてくるもの。視覚優位な社会のなかで「触る」ことの豊さや可能性を説く。
この本、読んでみようっと。。。
この本、読んでみようっと。。。